静岡・三島産ウイスキー、新たなる熟成の旅
静岡県伊豆市の土肥金山内で、地元三島市のウイスキーが熟成を始めることが発表されました。これは、ゴールデンパーク土肥株式会社とWhiskey&Co.株式会社のコラボレーションによるプロジェクトで、土肥金山の歴史と地元の魅力が合わさった新しいウイスキーの誕生が期待されています。
プロジェクトの背景と目的
土肥金山はかつて、佐渡金山に次ぐ金の産出量を誇った場所です。その土地で作られるウイスキーが、どのように地域の文化や歴史と結びつくのかを考えた結果、今回の企画が生まれました。
今回のプロジェクトでは、静岡県三島市にある「Distillery Water Dragon」で製造されたバーボンスタイルのウイスキーが、金鉱坑道内で樽熟成を行います。この特異な熟成環境は、温度が平均18℃、湿度は80%前後と、ウイスキーの味わいを大きく変化させる特徴があります。これにより、土肥金山でしか味わえない独自の風味が生まれると期待されています。
熟成ウイスキーの詳細と販売予定
熟成が完了したウイスキーは、ゴールデンパーク土肥のプライベートブランドとして販売されます。予約受付は2026年6月16日から始まり、受け渡しは2027年7月を予定しています。販売価格は375mlが6,500円(税込)、700mlが11,111円(税込)です。
このウイスキーは、土地で生まれる「天使の分け前(Angel’s Share)」を神前に奉納する儀式も行われ、歴史と信仰への敬意が表されています。このように、ただの酒造りではなく、土地のストーリーが込められた商品を作ることが本プロジェクトの本質です。
魅力的な蒸留所の見学ツアー
また、三島市に所在する蒸留所「Distillery Water Dragon」では、一般向けの見学ツアーも実施しています。開催時間は60~90分で、特別な試飲セットも用意されています。このツアーを通じて、ウイスキーの製造過程や特徴を深く学ぶことができます。
未来を見据えた展開
Whiskey&Co.株式会社は、日本のバーボンウイスキー文化を広めることを目指し、地域の魅力をより具体的な形で表現する「プライベートブランド」の展開に取り組んでいます。このプロジェクトを起点として、全国の地域と連携した取り組みを進め、地方創生にも貢献することを目指しています。
日本のウイスキー文化が新たな高みを目指す中、土肥金山の熟成プロジェクトは、その重要な一歩となることでしょう。今後の動向から目が離せません。