粋の美をパリコレで
2020-03-10 15:00:56
MiMC、パリコレで表現した「粋」の美しさとその魅力
MiMC、パリコレで「IKI」の美を表現
2023年9月、新たなコレクションの舞台とし
て、パリのSalon Hocheでファティマ・ロペスの2020-2021AWコレクションが行われました。今回のテーマは「IKI」(粋)であり、日本文化のエッセンスが詰まった魅力的なコレクションが披露されました。
ファティマ・ロペスの思い
デザイナーのファティマ・ロペス氏は、「なぜ今、日本なのか?」という質問をされつつも、日本が持つ静かでありながら深い美しさに魅了されたと語っています。
「日本は私にとって大好きな国で、秩序と礼儀を重んじる文化に惹かれています。」と彼女は説明しました。このコレクションは、粋な美しさを肌で感じるデザインが特徴です。
メイクアップのアート
ステージメイクを手がけるのは、本橋拓也氏。東京のメイクアップスクールを卒業後、1990年にはフランスに渡り、以来多くの企業との化粧品開発やブランドコンセプト制作を行ってきました。彼は今なお、パリコレクションのメイクアップを手管する日本人アーティストとして知られています。
「このシーズンのテーマである”粋”にインスパイアされたメイクを提案しました。独自の繊細さと大胆さを兼ね備えたアプローチが特徴です。」と彼は語ります。具体的には、透明感のある肌に加え、パープルレッドのアイライナーが印象的です。アイラインはファッション性が高く、女性らしいフォルムで仕上げられています。
目を引くのは、パープルのアイラインに合わせたグリーンのマスカラ。この色の組み合わせが、「粋」の発想から生み出された美しさを強調しています。
新登場の製品とその繊細な表現
瞼にはMiMCの2020AWに登場予定のアイシャドーが施され、光のような輝きを放っています。口元には新しいミネラルクレヨンリップが加えられ、温かみのある柔らかい印象を与えます。この全体的なメイクアップは、強さと優しさを見事に同居させた表現です。
バックステージの緊迫した雰囲気
実際のバックステージでは、アーティストやモデルが準備に追われる中、本橋氏は精巧な計算と独自のスタイルを貫いていました。毎瞬が緊張感に包まれ、期待に満ちた空気が漂っています。全ての細部まで気を配るその姿勢は、粋に生きる日本人独特の感性を感じさせます。
日本の美意識の発信
今回のコレクションを見ることで、ファティマ・ロペスは日本文化への深い理解と愛情を示し、日本の美に対する新たな視点を提供しています。このような国際舞台での日本の美意識の発信は、今後も進化し続けるでしょう。MiMCの挑戦は、ただのメイクアップにとどまらず、芸術作品としての表現に成長しています。
このイベントは、日本文化の魅力を新たな形で表現し、多くの人々に衝撃を与え、愛されるブランドへと成長する予感を感じさせるものでした。
会社情報
- 会社名
-
株式会社MIMC
- 住所
- 東京都港区赤坂8-1-22 NMF青山一丁目ビル7F
- 電話番号
-
03-6455-5165