中国大手モール共催の新しいオフライン展示会、大阪で開幕
株式会社オークファンは、オフライン展示会「日本義烏セレクション」と「アリババ1688セレクション」を大阪で実施します。これにより、日本のバイヤーが中国製品を直接確認し、仕入れる機会が増えることが期待されています。
展示会の概要
新たにオープンした展示会場は、オークファンの子会社であるオーエスアールネットが運営し、例年の展示会場に比較して規模を拡大しています。この展示会は、日本国内の法人および個人事業主バイヤーが対象となり、直接会場へ足を運べる形で開催されています。また、SNS配信ライバーも参加可能で、事前申し込みは不要です。
会場情報
- - 所在地: 大阪府大阪市中央区船場中央2丁目3-6 船場センタービル5号館北通り2階
- - 開催日: 每月5日間(具体的な日程は公式サイトで確認)
この新たな取り組みは、日本国内における中国商品仕入れのハードルを下げることを目的としています。バイヤーは現地で実際の商品を確認した上で、仕入れ判断を行うことができるのです。
日本市場における課題
日本のバイヤーは、中国メーカーとの取引に際して、言語の壁や商習慣の違い、ネットワーク不足といったさまざまな課題に直面しています。このため、実物を見てから仕入れるといった商慣習が根強く根付いており、高品質な中国製品の仕入れがなかなか進まないのが現状です。
さらに、ライブコマースの流行に伴い、特にTikTokなどを通じて商品の実演が求められています。オークファングループは、2023年から国内での中国製品仕入れ機会の創出と、商談サポート体制の整備に注力しています。
中華圏全体への展開
今後は台湾企業や他の中国モールによる展示会も追加される見込みで、さらなる商品展開が予定されています。また、2023年8月には中国の義烏マーケットを運営する団体と提携し、共同で展示場の設立やオンラインプラットフォームの開発を進めています。この戦略により、日本と中国間の貿易をさらに円滑にするとしています。
展示会の目的
これらの取り組みは、商品の質や商習慣の違いを理解し、信頼関係を築くことが重要です。今回の展示会は、義烏マーケットとアリババ1688が一堂に会することで、より多くの日本バイヤーが中国製品にアクセスできる場となります。
また、展示会場では即時にライブ配信を行えるスタジオを設置し、商品紹介に関しても新しい試みを行う予定です。こうした多角的なアプローチで、より多くの企業が商談機会を享受することができます。
今後の展望
オークファングループは、展示会だけでなく、通常のネット取引の強化や大手企業向けの商談会の実施も予定しており、日中貿易全般における取引促進を目指しています。これにより、日本市場における中国製品の浸透が期待されます。
株式会社オークファンの代表取締役、武永修一氏は、「我々は日本市場において、中国企業とバイヤーとの橋渡しをすることに注力していきます」とコメントしています。中国製品の仕入れ・取引が進むことで、両国間のビジネス拡大へと繋がることが期待されています。