若者の声を反映した新時代のバラエティ
9月7日、東海テレビで放送された『The15minバキ堂例えツッコミ辞典【令和版】』は、人気若手コンビ『春とヒコーキ』が初めて地上波でMCを務めることで注目を集めました。この番組は、昭和や平成の例えツッコミを踏まえ、新たに令和の若者が共感できるようアップデートしたツッコミを提案するもので、視聴者に新しい笑いを提供します。
MCを務めるのは、YouTubeで190万人以上の登録者を誇る春とヒコーキの土岡哲朗とぐんぴぃ。彼らは独特の感性とおもしろい言葉のセンスで視聴者を楽しませており、そのスタイルが新しい時代のバラエティにピッタリの組み合わせです。番組では、まず若者たちへの街頭インタビューを通じて、リアルな人々の価値観や意見を引き出します。これまであまり注目されることのなかった日常の中の「狭い」や「難しい」といったテーマを、若者たちの言葉で捉え直すことで、オリジナリティあふれる例えツッコミが生まれていきます。
例えツッコミの新境地
番組では、具体的な例えを紹介しながら新たな視点を提案しました。たとえば、「狭い」を表現するために、くりぃむしちゅーの上田晋也さんの「インリンの水着の面積くらい狭いよ!」を取り上げ、それに対する令和版の新しい解釈を探し出します。また、“難しい”という表現では千鳥のノブさんの「魔界村やん!」を基にし、名古屋でインタビューした若者たちがどのようにアレンジするのかを期待されていました。
若者たちの回答からは、時に予想外で、時には鋭い感性を絞り出すユニークな言葉が続出。当初の質問から発展し、各々が日常で直面している「狭い」「難しい」ものを拡張した形でツッコミを生み出す姿は、観ていてとても興味深いものがありました。
春とヒコーキの初めての地上波挑戦
この番組について、春とヒコーキの2人は「初めての地上波で2人そろってMCをすることができて、すごいことですよね!」とその喜びを語っています。街頭インタビューを通じて、若者がどれだけ自由自在にツッコミを進化させているかを目の当たりにし、思わず笑ってしまえる瞬間が満載でした。
また、ぐんぴぃは「街頭インタビューでバズろうとしてる若者が多いなと感じました」と振り返り、一方で土岡は「狙っているわけではないと思いますよ」とツッコミを入れ、視聴者にとってもより身近に感じられる場面が多くあったことを伝えてくれました。
番組の今後に期待
『The15minバキ堂例えツッコミ辞典【令和版】』は、放送終了後にはLocipoやTVerでの無料見逃し配信も行われており、多くの視聴者から反響が寄せられています。これからも様々な切り口で若者の声を取り入れた新しい笑いを提案する企画に、ますます期待が高まります。
春とヒコーキの新たな挑戦と共に、日本のバラエティの在り方がどう刷新されるか、目が離せません。彼らの持ち味であるユーモアと異次元の感覚がどのように再解釈されていくかが、楽しみなポイントです。