松島陽介氏、estie社外取締役に就任
株式会社estie(エスティ)は、日本における商業用不動産データ分析の大手企業として知られています。2025年9月1日付で、JMDCの取締役会長である松島陽介氏が社外取締役に就任したことを発表ました。この人事は、データ活用をさらに推進し、企業の成長を図るための重要なステップと位置づけられています。
松島氏は、JMDCにおいて圧倒的なデータプラットフォームを構築し、医療・ヘルスケア業界におけるビッグデータの活用を推進してきました。彼の実績と経験を基に、estieは不動産データの利活用を一段と向上させようとしています。
松島氏の役割
松島氏の就任により、彼の幅広い知見と経験がestieの経営に活かされることが期待されています。特に、彼が持つデータ分析の専門性や、企業成長に欠かせない戦略立案の知識が、estieの事業成長を促進する要素となるでしょう。松島氏自身も「不動産業界には、まだ青田買いされていない多様なデータが豊富に存在する」と述べており、このデータを最大限に活用することで、社会全体の発展にも寄与できると考えています。
estieのビジョン
estieは「産業の真価を、さらに拓く。」を企業理念に掲げ、不動産業界においてデジタルシフトを推進しています。「estie マーケット調査」や「estie レジリサーチ」、「estie 物流リサーチ」などの多様なサービスを提供し、市場のニーズに応じたデータを分析・提供しています。今後は、松島氏の豊富なデータマネジメント経験を背景に、さらなるサービス拡充や顧客価値の創出を目指しています。
医療データから不動産データへ
松島氏のバックグラウンドには、医療データの活用があります。彼が経験したJMDCでは、健康保険組合や医療機関から得たデータを用いて医療政策に影響を与える事業を展開しました。今度は、その知見が不動産データの活用に転用され、新たなビジネスチャンスを生むことが期待されています。このように、領域を超えたデータの活用は、業界全体の発展に寄与する重要な要素です。
経営者としての松島氏
松島氏は、第一生命保険での商品開発を経て、A.T.カーニー、マッキンゼーなどのコンサルティングファームで名を馳せました。彼はその後、数々のM&Aを成功させ、JMDCを日本最大級の医療データホルダーへと成長させました。その功績は、彼が経営者としての実力を備えていることの証明でもあり、estieにとっても大きなアセットとなります。
今後の展望
松島氏がestieの社外取締役に就任することで、会社が展開するサービスの質は向上し、顧客の信頼も高まることでしょう。彼のリーダーシップとデータ活用への情熱が、estieのさらなる成長を支える要因となるでしょう。これからも、彼の専門性を活かしながら、不動産業界の未来を切り開いていくことが期待されます。【引用元:株式会社estie】
この人事は、estieが不動産データの活用を進める上での重要な一手であり、業界全体の革新にも寄与することになるでしょう。