首都高速のソーシャルボンド
2024-12-25 09:21:50

首都高速道路株式会社が650億円のソーシャルボンドを発行する意義と投資者への期待

首都高速道路株式会社が650億円のソーシャルボンドを発行する意義と投資者への期待



首都高速道路株式会社は、社会課題の解決を目指すプロジェクトの資金調達のために、650億円規模のソーシャルボンドを発行することを発表しました。2024年度に向けたこの新たな試みは、国民生活の向上と国民経済の健全な発展を目指す同社の強い意志を反映しています。

ソーシャルボンドとは



ソーシャルボンドとは、環境や社会に良い影響を与えるプロジェクトの資金を調達するための債券です。首都高速道路株式会社は、ICMA(国際資本市場協会)が定義するソーシャルボンド原則に基づいて、これらの社債を発行することにより投資家に対して責任を持った投資を促進します。今回のボンドは、特に「高架道路の新設・改築」や「災害復旧」など、地域のインフラを強化し、より良い環境を提供するための資金として利用されます。

大和証券の窓口で購入可能



今回のソーシャルボンドは、全国の大和証券の窓口で法人向けに販売されます。購入していただいた法人の名称は、後日首都高速道路株式会社のウェブサイトに掲載される予定です。また、この投資表明によって、法人は社会貢献活動への参加を公表する機会も与えられます。投資によって得られるリターンだけでなく、企業の社会的責任を果たす機会にもつながるのです。

社会的課題解決に資するプロジェクト



首都高速道路株式会社が発行するソーシャルボンドによって調達された資金は、特に審査を通過した「適格プロジェクト」に充当されます。これには、東京都や周辺地域における大規模なインフラ事業や工事が含まれ、これにより渋滞緩和や定時運行の向上、大気環境の改善などが期待されます。また、持続可能な開発目標(SDGs)とも密接に関連しており、すべての人々の福祉を促進することにつながります。

地域社会との共生と環境保全への取り組み



首都高速道路株式会社は「私たちは、首都圏のひと・まち・くらしを安全で円滑なネットワークで結び、豊かで快適な社会構造に貢献します」という基本理念を掲げています。さらに、「おおはし里の杜」という自然再生緑地の整備や、ビオトープの設置なども進めており、生物多様性の保全にも注力しています。これらの活動は、地域社会との共生を実現するための重要な施策といえます。

今後のスケジュールと発行計画



2024年度には、両社によって総額650億円の債券が発行されます。10月には300億円の5年債が発行され、次回は350億円が計画されています。債券発行の具体的な条件や日程については、今後発表される予定で、多くの投資家の関心が集まっています。

このように、首都高速道路株式会社と大和証券の取り組みは、地域社会の発展や環境保全に貢献することを目指しています。ビジネスの枠を超えた社会貢献の一環として、多くの法人がこの機会を活用し、投資を通じて自らの存在意義を再確認することが期待されます。

詳しい情報やご購入に関しては、大和証券の窓口にてお問い合わせください。


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会社情報

会社名
大和証券株式会社
住所
東京都千代田区丸の内1-9-1グラントウキョウ ノースタワー
電話番号

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