Dolami,Inc.が1億円の資金調達を実施、VR事業の成長を加速

Dolami,Inc.が資金調達を実施

VRウェアラブルデバイスを手掛けるDolami,Inc.は、1億円の資金調達を実施しました。この資金を活用し、同社はVR向け表情トラッキングデバイス『X MASK』の開発を加速させる考えです。すでに多くの著名な投資家から資金提供を受けており、その中にはCyberAgentCapital、East Ventures、F Venturesなどが名を連ねています。

事業の歩み

Dolami,Inc.は、2021年10月に大阪大学との提携を発表し、VRアバターによる豊かで自然な表情表現を実現するための『X MASK』の開発に着手しました。2022年5月には国際特許を出願し、同年6月にはアメリカ法人を設立。さらに、Global Accelerator Program『Pioneer』のプレプログラムにおいて世界ランク2位を獲得するなど、技術的な普及と認知度向上に努めています。

資金調達について

今回の資金調達により、Dolami,Inc.は開発チームの強化を図り、より早くVR製品を市場に提供する意向を示しています。コアエンジニアに加え、新たな才能を迎えることで、プロダクトのクオリティ向上を目指しており、競争が激化するVR市場における優位性を確保する考えです。

社風と挑戦

Founderの稲員悠太は2005年に初めてVRを体験し、その魅力に心酔してきました。自身の会社を設立するにあたり、稲員さんのTechに対する情熱はチーム全体にも浸透し、業務時間の10%をVRコンテンツで過ごす『VR Time』の導入など、独特な企業文化を築いています。このような環境が、メンバーの創造性を引き出し、より良い製品開発につながると信じられています。

投資家の期待

投資家たちも、Dolami,Inc.の取り組みに高い期待を寄せており、特に稲員さんの情熱と事業戦略への洞察を評価しています。NOW株式会社の本原陽香は、「稲員さんのVRに対する情熱と多様な人材を活用できる力に惹かれて出資を決めた」と述べながら、Dolamiが北米市場で成長を遂げる未来に期待を寄せています。

また、株式会社Photosynthの渡邉宏明氏は、X MASKによるリアルなコミュニケーションの実現を楽しみにしているとコメントしています。このように、Dolami,Inc.は投資家との強力な連携により、新たな市場を開拓し、さらなる成長を図っていくことでしょう。

今後の展望

Dolami,Inc.は、世界中のVRユーザーに向けて優れたプロダクトを提供することで、技術革新を推進していきたいと考えています。そのために、必要な人材を確保し、着実にVRウェアラブルデバイスの普及を目指しています。今後も企業の成長とともに、業界全体の進化にも寄与していくと期待されています。さらに、市場ニーズに応えるプロダクト開発を進め、多様な顧客層をターゲットに、VR技術の可能性を広げていくことでしょう。

Dolami,Inc.の採用情報はこちらから確認できます。