大日本印刷がVRプレゼンゲートウェイを刷新、住宅提案を進化させる新機能登場
大日本印刷株式会社(DNP)が展開する「VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」が新たな機能を搭載し、刷新版を発表しました。本ソフトウェアは、住宅商談用のプレゼンテーションCADソフトのデータをわずか15秒で高精細なVR(仮想現実)に変換し、ウェブブラウザを通じてどこでもアクセスできる画期的なサービスです。
新機能のポイント
この刷新版では、起動速度の向上とマルチデバイスに対応したインターフェースの改良により、利用者にとって一層使いやすいVRシステムに進化しました。これにより、生活者は家選びの際に納得感や満足度を得ることができます。施主は自宅に居ながらにして住宅プランのVRを自由に移動し、打ち合わせの時間を短縮しつつ業務効率を向上させることができます。このことは、営業活動におけるデジタルトランスフォーメーションの一環として、よりスムーズな業務運営をサポートします。
新機能の詳細
1. バーチャルコントローラー
スマートフォンやタブレットを使用することにより、ウォークスルー画面上にバーチャルコントローラーを表示。操作がさらにしやすくなりました。
2. 高速起動
クラウドの起動時間を短縮し、即座にウォークスルーを始めることができます。
3. 新・視点切替
視点の切替が以前の寸法指定から「1階/2階」の階高選択が可能になり、利用者のニーズに応じた表示が実現しました。
4. パース保存
ウォークスルー中に任意の位置から画像保存が可能となり、重要な瞬間を簡単に記録できます。
5. 視野角調整
ウォークスルーの途中でも視野角を自由に調整することができ、自分好みの視点を楽しむことができます。
DNPの参加イベント
2025年には東京ビッグサイトで開催される「住宅ビジネスフェア」にDNPが出展予定です。ブース内では「VRプレゼンゲートウェイ」および「VRプレゼンゲートウェイ メタバース版」を展示し、デモンストレーションを実施する予定です。この機会に、業務DX支援の価値を多くの来場者に伝えることを目指します。
今後の展望
DNPは、リフォーム会社やハウスメーカー、工務店などに向けて、「VRプレゼンゲートウェイ」を住宅販売や空間提案用のデジタルトランスフォーメーションツールとして提供していく方針です。また、メタバースと関連のあるサービスの連携を通じて、機能のさらなる拡張を図ります。
DNPのXRコミュニケーション事業
2021年から展開されているDNPのXRコミュニケーション®事業は、誰もが新しい体験価値を享受できるよう、リアルとバーチャルな空間を融合させています。教育支援や地域活性化など、多岐にわたる用途を目指し、メタバースを活用した革新的なサービスを提供しています。
DNPは今後も、独自の印刷技術や情報処理能力を活かし、多様なパートナーと協力して新しい価値を創造し続けます。