大企業とスタートアップが共演したトークセッション『INNOVATOR NEXT FORCE』
2024年10月7日、東京ミッドタウン日比谷で開催されたトークセッション『INNOVATOR NEXT FORCE』は、大企業とスタートアップの協働の可能性を探る重要なイベントとなりました。このイベントは、シードVCであるジェネシア・ベンチャーズと、グループ会社のグランストーリーが主催したもので、三井住友信託銀行や31VENTURES、UNIDGEといったパートナーの協力も得て実施されました。
イベントの目的と背景
デジタル化やAIの進展により、ビジネスの構造が変わりつつある現代、企業は新たな付加価値を創出するためにスタートアップとの共創が欠かせないとされています。しかし、多くの企業はCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)への投資やファンド設立で止まっているのが実情です。
このような課題を解決するべく、ジェネシア・ベンチャーズは新たな出会いを創出し、イノベーションの総量を増大させるプラットフォーム『STORIUM』を運営しており、今回のイベントもその一環として位置付けられています。
トークセッション内容
当日は、200名以上の企業関係者が集まり、インタラクティブなセッションが展開されました。
セッション-1:親会社の経営戦略とCVCの接続点
このセッションでは、ソニーベンチャーズの波多野和人社長やTOPPANホールディングスの朝田大氏などが参加し、経営戦略とスタートアップの協働についての具体例が語られました。企業としてどうCVCを活用するかという視点が注目されました。
セッション-2:起業家から見たスタートアップフレンドリーな大企業とは
続いて行われたセッションでは、複数のスタートアップの代表が登壇し、自社の経験を踏まえた大企業との関係性について意見を交換しました。このセッションのモデレーターは、グランストーリーの越智敬之CEOが務め、フランクな議論が展開されました。
参加者からの反響
参加者の一人は、「大企業との連携をより具体的に考えるきっかけになった」と話す一方で、別の参加者は、「スタートアップに対する理解が深まった」と述べ、イベントの価値を評価しました。
主催者からのメッセージ
グランストーリーの越智CEOは、イベント参加者への感謝の意とともに、日本のイノベーションを加速させるための決意を新たにしました。ジェネシア・ベンチャーズの田島CEOも、スタートアップとの協働が日本の産業競争力の向上に寄与することへの期待を語りました。
今後の展望
『INNOVATOR NEXT FORCE』は、スタートアップと大企業の新たな協働モデルを提案し、双方の持つ強みを活かしたビジネスの創出を目指すイベントとなるでしょう。今後もこのような取り組みが積極的に行われることが期待されます。
このイベントを通じて得られた知見は、参加者だけでなく、今後のスタートアップエコシステム全体にポジティブな影響を与えると信じています。私たちもこの流れを見守りつつ、応援していきたいものです。