尼崎スポーツの森で新技術を活用した実証実験
VEEMO株式会社が展開する「VEEMO Welfare」による新たな取り組みが始まります。2025年12月10日から、兵庫県が主催する「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」の一環として、尼崎スポーツの森において障害者等用駐車スペースの不適切利用を防ぐための実証実験が行われる予定です。このプロジェクトは、社会での障害者の駐車場利用の正当性を担保することを目指しています。
VEEMO Welfareの特徴と仕組み
VEEMO Welfareは、特定の使用者のみに利用を許可する仕組みを導入しています。具体的には、障害者用駐車スペースの中央に物理的なブロックスタンドを設け、ミライロIDと連携させることで、事前に許可された人だけがアプリを通じてスタンドを上下させる仕組みです。
主な特徴
1.
物理ブロック機能: 車室を物理的にブロックすることで、不適切な駐車を防ぎます。
2.
ミライロIDとの連携: デジタル障害者手帳「ミライロID」を活用し、本当に必要な方だけがその駐車スペースを使えるようにします。
3.
アプリ完結型の利便性: アプリを使用すれば、現地での人員対応が不要になり、スムーズに使用できます。
実証場所と期間
実証は以下の場所で行われます:
- - 尼崎スポーツの森: 12台の障害者用駐車場のうち2台に新技術を導入(開始日: 2025年12月10日から約2ヶ月)
- - サンシャインワーフ神戸: 立体駐車場3階でも2025年10月から実施中
そして、このプロジェクトのエリアは今後も拡大する予定です。
「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」とは
「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」は、県内の社会的課題を解決するために、スタートアップ企業が持つ最新技術を駆使した取り組みです。このプロジェクトを通じて、県はより多くの市町に同様の施策を展開していくことを目指しています。特に、障害者用駐車スペースの不適切な利用を防ぐためのテーマが設けられ、「VEEMO Welfare」がその解決策として採用されました。
公式情報は、兵庫県のウェブサイトで確認できます。
デジタル障害者手帳「ミライロID」について
「ミライロID」は、障害者手帳を持つ方のためのスマートフォンアプリです。このアプリでは、手帳情報を登録しておくことで、本人確認書類として使用でき、各種サービスにおいて割引を受けられるメリットがあります。更に2024年1月9日からは、アプリ内にオンラインショップ「ミライロストア」が開設されるなど、その機能は充実しています。
会社概要
VEEMO株式会社は東京都江東区に本社を構え、駐車場探しアプリ「VEEMO」とバリアフリーソリューション「VEEMO Welfare」を開発・運営しています。ユーザーの生活をより便利にするための活動を続けています。公式サイトは
こちらからアクセス可能です。
お問い合わせ情報
詳細について知りたい方は、VEEMO株式会社までご連絡ください。
この新技術による取り組みは、障害者が安心して駐車スペースを利用できる環境を作り出す一助となるでしょう。今後の実証結果に期待が寄せられています。