タクテックと物流支援ロボットCarriRo®の革新
日本の物流業界が直面している課題は、少子高齢化による人手不足です。このピンチをチャンスに変えるべく、株式会社タクテックが新たな自動化ソリューションを発表しました。それが、物流支援ロボットCarriRo®との連携による出荷工程自動化です。
新しい出荷工程の運用イメージ
タクテックは、出荷作業の効率化を図るために、GAS(ゲート・アソート・システム)とPaLS(パッキング&ラベリングシステム)という2つのソリューションを活用します。具体的には以下の流れで運用が行われます。
1.
ピッキングエリアでの商品集め
商品をCarriRoに載せて、GASまで運搬。
2.
GASでの仕分け
仕分けられた商品を可動式ラックに載せ、CarriRoでPaLSまで搬送。
3.
PaLSでの梱包
梱包された商品をカゴ台車に載せ、CarriRoが出荷バースまで運搬。
この流れにより、商品の仕分け、検品、梱包までを迅速かつ確実に行うことが可能となります。
GASとPaLSの役割
GASは、1時間に600~1200ピースを仕分け、検品することができる先進的な仕組みです。特に「トータルピッキング」方式を用いることで、底面の効率を大幅に向上させることに成功しました。シングルオーダーピッキングと比べ、無駄な工程を省きつつ、ミスのない検品を実現します。
また、PaLSは、特に段ボールの梱包作業に特化しています。一度に720個も梱包可能なこのシステムは、外部ラベルを貼らずに、しっかりとした管理が可能です。これにより、作業コストを削減し、機器もコンパクトに設計されています。
CarriRoの特長と導入実績
物流支援ロボットCarriRo®は、自動運転技術を応用して開発された製品であり、急速に進化する物流業界のニーズに応えます。このロボットは、搬送作業の省人化・効率化を実現し、すでに300ユーザー以上が導入しており、多くの企業がその利便性を実感しています。
CarriRoは、物流拠点や工場だけでなく、ホテルなどサービス業界にも応用され、新たな付加価値を生み出しています。これにより、物流業界全体がよりスムーズで効率的な運用を可能にしています。
ZMPのビジョン
本プロジェクトを推進する株式会社ZMPは、「Robot of Everything」というビジョンの元、ロボットと自動運転技術を駆使して新たなライフスタイルの創造を目指します。また、DeliRoやRakuRoなど、社会インフラとしてのロボットの導入も進めており、ますます多様な分野への展開が期待されています。
問い合わせ先
本件に関する詳細な情報は、タクテックのマーケティング広報部までお問合せください。タクテックは今後も、お客様のニーズに応じた価値あるソリューションを提供していく意向です。
本社:東京都文京区本郷3−32−7
電話:03-3868-3140
E-Mail :
[email protected]
このように、タクテックと物流支援ロボットCarriRoの連携は、物流業界の未来をより明るく、効率的なものに変えていくでしょう。