食品メーカー向けAIワークフロー「IPGenius」で研究開発を効率化
リーガルテック株式会社が今般、知財・研究開発向けAI基盤「IPGenius」の一環として、食品メーカー向けの「AI調査前整理ワークフロー」の提供を開始しました。この新しいワークフローは、食品分野における特許明細書や実験データ、研究ノートといった様々な資料をAIを活用して整理し、先行技術調査やFTO(Freedom to Operate)調査の準備を効率化するものです。
AI調査前整理ワークフローの内容
本ワークフローでは、特許明細書などから実施例や比較例を読み取り、評価対象となる配合や条件を具体的に抽出します。これにより、原料名や商品名、略称を汎用名や化学名、上位概念に整理し、必要な検索語候補を作成、社内の製品構成を整理できるようになります。それにより、過去の案件も横断的に検索しやすくなります。
食品分野は多種多様な原料が使用され、特許明細書や実験データに記載されている情報は膨大です。そのため、研究開発担当者は多くの手作業を強いられてきました。特に、実施例や比較例から評価された配合を抽出し、検索に必要な呼称を整理するといった作業は、経験や知識に依存しがちで、時間もかかります。しかし、AIを活用することで、これらの業務を迅速に行えるようになります。
どのような業務をサポートするのか
このワークフローは具体的にいくつかの業務を支援します。まず、特許明細書や実験データから評価対象となる配合や条件を簡単に抽出します。これにより、評価済みの条件に基づいて正確なデータを整理することができるようになります。また、食品分野特有の呼称整理を行うことで、同じ成分でも異なる呼称で記載されることによる調査漏れを防ぎます。
特に、先行技術調査やFTO調査においては、調査対象技術を正確に分解し、使いやすい形式に変換することが重要です。本ワークフローは、配合、原料、用途、効果、評価条件といった情報を整理し、効率よく調査ができる形を提供します。
汎用生成AIとの違い
多くの人が触れている汎用生成AI(ChatGPT、Gemini、Copilotなど)は個別ファイルの要約や抽出ができる一方で、IPGeniusの優れた点は、知財や研究開発に特化したデータを継続的に蓄積し、業務プロセスに組み込まれた形で活用できる点にあります。情報の横断検索や、業務フロー全体を通じたナレッジ基盤の構築が可能です。
IPGeniusの全体像
IPGeniusは、知財や研究開発部門向けに設計されたAIナレッジ基盤です。特許書類や技術メモ、研究データを整理し、社内データがより活用しやすい形になります。具体的には過去資料の横断検索や、発明候補の抽出、特許調査前の情報整理などに使用されます。
これからの発展に向けて
リーガルテック株式会社は、今後も様々な業界に向けてAIワークフローの拡充を進めていく計画です。食品メーカー向けのワークフローに続き、今後は材料や化学、化粧品、電子材料といった他の業界にも対応したテンプレートを整備し、さらに便利なサービスを提供することを目指しています。
私たちの業務は、AIの力を借りてますます効率化され、研究開発の現場における煩雑な業務を軽減していくことでしょう。詳細は公式サイトを訪れてみてください。