2027年卒業予定者向け就職ブランド調査の結果発表！人気の企業は？

2027年卒業予定者の就職ブランド調査結果

株式会社文化放送キャリアパートナーズが実施した「2027年入社希望者対象就職ブランド調査」の結果が発表されました。この調査は、2025年4月から9月にかけて行われたもので、8,952名の学生が参加しました。調査の目的は、企業の就職ブランドに対する学生の認識を把握することです。過去10年以上のデータを基にした本調査では、今年の人気企業や業界トレンドが鮮明に示されています。

総合人気企業ランキング

最も注目すべき結果は、伊藤忠商事が4年連続で総合1位に輝いたことです。このイメージは、同社のグローバル展開や若手社員の裁量が大きいことが背景にあるとされています。また、住友商事（7位）、丸紅（8位）、三菱商事（10位）、三井物産（15位）も上位にランクインし、総合商社が学生たちに依然として人気を集めていることが明らかになりました。

金融業界の有力揺籃

ランキング2位には日本生命保険、3位には大和証券グループが名を連ね、その後も多くの保険や銀行関係の企業が上位に位置しました。安定性のある職場としてのキャリアが評価されていることが、金融業界に対する学生の支持を続けている要因の一つです。今後もこのトレンドは続くと見られています。

航空業界の復調とクリエイティブ職の人気

思わぬ隆盛を見せたのが航空業界です。全日本空輸（ANA）は61位から6位に、日本航空（JAL）は75位から26位に大幅ランクアップを果たしました。これはコロナ禍からの旅行需要の回復と、採用を再開したことが影響していると考えられます。また、広告業界の仕事を提供する博報堂（5位）や、クリエイティブな媒体を扱うKADOKAWA（20位）など、媒体・音楽系も好調で、裾野の広いクリエイティブ職に興味を持つ学生が増加している状況も見逃せません。

IT業界の引き続く人気

IT業界も引き続き人気が高い状況です。4位にはＳｋｙが入っており、NTTデータや日立ソリューションズなども上位に食い込んでいます。デジタルトランスフォーメーション（DX）投資の拡大や、早期インターンシップでの実践的な体験が、志望先の企業選びに影響を与えていることが要因とされています。

今後の展望

2027年卒業予定者は、今後の企業選びにおいてどのように行動するのか注目です。調査の結果を受けて、企業側も魅力的な職場環境の整備や、学生を引き付けるための施策が今後さらに進むことでしょう。このトレンドに伴い、就職活動を行う学生たちの希望する企業像も変わってくるかもしれません。

最新のランキングや詳細については、株式会社文化放送キャリアパートナーズの公式サイトでご確認いただけます。