新王者堤聖也と岩田翔吉、WOWOWエキサイトマッチSPで初出演

新王者たちのエキサイトマッチ

12月30日（月）、WOWOWの特別番組『エキサイトマッチSP』で新たなボクシングシーンが登場します。WBA世界バンタム級チャンピオンの堤聖也とWBO世界ライト・フライ級チャンピオンの岩田翔吉が、このプログラムに初めて出演し、10月13日に実施された世界タイトルマッチの舞台裏や試合振り返りを行います。

働きかける堤聖也

29歳の堤聖也は、井上拓真との試合で12ラウンド判定勝ちを収めた経験を持ちます。この試合は彼にとって12年越しのリベンジであり、重要な意味を持っています。試合に臨む前、堤は「試合にはすべてのラウンドを取りに行かないと勝てない」と語り、果敢に攻め続ける姿勢を見せました。しかし井上の巧みな技に何度も迎撃されながらも、堤は動じずに前進。

試合中、「拓真は密着のポジションが巧く、やりづらかった」と認めつつも、どうにかして打破しようと奮闘しました。特に中盤に入ると、挑戦者の堤が目立つ攻撃を見せ始め、ついには10回目でのダウンを奪い取ります。試合が終わると、堤は「勝ったか負けたか分からなかった」と語り、充実感でいっぱいでした。

岩田翔吉の成長

岩田翔吉にとっても、この日が特別な日となりました。彼は2年ぶりの大舞台であり、「技術面でもメンタル面でも強化された」と自信に満ちた表情を見せました。試合前には「すべてを出す覚悟がある」と宣言し、観客の期待を集めています。

試合では相手ノリエガに右アッパーを決めダウンを奪う瞬間が訪れます。緊張感を抱えた試合の中、岩田は自らの動きの向上を感じ取り、「陣営全員がゴーサインを出したので決めに行った」と胸を張るのです。試合のフィニッシュは完璧で、迷うことなく鋭い攻撃を放ちました。

新たな目標とその先へ

両王者ともに初防衛戦が控えています。堤は『最強のチャンピオンになりたい』と意気込みを語ります。一方の岩田も「ライト・フライ級最強を目指す」と未来へのビジョンを示しています。新王者として、彼らの戦いに対する熱い情熱は止まることを知りません。

最後に、12月30日（月）午後9時から放送される『エキサイトマッチSP』では、堤と岩田の戦いの全貌を見ることができます。この機会を逃さず、ぜひチェックしてみてください。視聴者の皆さんにも新たなボクシングの魅力を体感していただきたいと思います！