フィリップモリスジャパンとRCF、青森の農業振興に向けた新プロジェクトを発表

フィリップモリスジャパンとRCFが青森の農業を支援

2025年から2年間にわたり、フィリップモリスジャパン合同会社（PMJ）と一般社団法人RCFが青森県三八地域の農業振興を目的とした「あおもり三八農業未来プロジェクト」を実施することを発表しました。4月25日、八戸市での記者発表会では、地域の農業振興に対する期待が高まっています。

プロジェクトの目的と内容

このプロジェクトでは、青森県八戸圏域（八戸市や周辺町など）の農業を支援するために、約5000万～7000万円を拠出し、さまざまな施策を展開します。具体的な支援内容としては、以下の3つの柱があります：
1. スマート農業の推進
2. 農産品のブランディング
3. 農業人材の確保

まず、スマート農業の推進では、中山間地域特有の課題に対応した技術の導入を検証し、地域に適したスマート農業モデルを確立します。次に、農産品のブランディングでは、八戸いちごや糠塚きゅうりなどの地域産品の価値向上を目指し、品質保証や販路拡大の支援を行います。また、農業人材の確保に関しては、繁忙期に必要な短期的な人材募集を効率的に行い、持続可能な農業体制の構築を目指します。

記者発表会のメッセージ

このプロジェクトの始動にあたって、八戸市長の熊谷雄一氏は「八戸圏域の農業を支援頂けることに感謝の意を表します。地域の農業がテクノロジーを用いて進化することへの期待が高まります」と語りました。PMJ副社長の小林献一氏も、地域における農業の発展が新たなモデルとなることに期待を寄せています。

青森県の農業の現状

青森県は、農業産出額で東北第1位、全国第7位を誇る重要な農業地域ですが、高齢化や資材価格の高騰により、農業従事者の減少が懸念されています。また、PMJの親会社であるフィリップモリスインターナショナルは、これまでに各国で農業コミュニティ支援に取り組んでおり、東北地域では岩手県に次いで青森県でのプロジェクトを展開します。

期待される成果

「あおもり三八農業未来プロジェクト」は、PMJとRCFが協力し、青森県の農業の未来を切り拓く重要な一歩です。地域農業の研究や人材育成が進むことで、青森県をさらに魅力的な農業地域へと変えていくことが期待されています。

このプロジェクトに関する詳細な情報や進捗は、フィリップモリスジャパンおよびRCFの公式サイトで随時発表される予定です。青森県での農業振興に向けた取り組みにご注目ください。