株式会社わざわざがB Corp認証を取得！公益を重視した新たな試み

株式会社わざわざがB Corp認証を取得へ

株式会社わざわざは、環境や社会に配慮した企業としての価値を高めるため、B Corp認証を取得しました。B Corpは、企業が公益を考慮しながら運営されることを重視する国際的な認証制度であり、全世界でますます注目を集めています。日本においても、持続可能なビジネスモデルへのシフトが求められている中でのこの取得は、特に意義深いものです。

B Corpとは？

B Corpとは、アメリカの非営利団体「B Lab」によって設立され、企業が社会全体の利益を考える姿勢を評価する制度です。この認証を受けるためには、厳しい基準をクリアする必要があります。「B」は「Benefit」から来ており、利益だけでなく、社会に利益をもたらすことが求められます。これは単なる企業の利益追求ではなく、より広い視野で公益を重視する企業において重要な指標となります。

わざわざの理念：利益を目的化しない

わざわざは、利益を必須の要素としつつ、それを目的化することを目指しません。創業当初から、「残糸靴下」や「残糸ザンシンバッグ」など、余った糸を利用した製品を展開し、環境に配慮した事業を続けてきました。この取り組みは、製品を通じて消費者がゴミの削減に貢献できることを目的としています。つまり、作る側、売る側、買う側、すべてにとってウィンウィンな関係を築くことが目標です。

B Corp取得の背景とプロセス

わざわざがB Corpを知ったきっかけは、長野県上田市にある「バリューブックス」でした。彼らは古本を選定・納品しており、B Corpの普及に尽力している取締役の鳥居希さんと親交がありました。2021年7月からB Corp認証取得に向けたプロセスを開始し、BIA（B Impact Assessment）を用いて自社の評価を行いました。最初のスコアは53点で、基準となる80点には程遠いものでしたが、地道な取り組みを重ね、最終的に2023年4月に80.4点を突破し、認証を受けました。

日本における公益重視の必要性

現代社会の課題解決のためには、企業が株主だけでなく、広い意味でのステークホルダーにも目を向け、公益を追求する必要があります。特に試練が多い日本において、公益を意識した企業が増えることがコミュニティの強化や持続可能な未来へとつながるとわざわざは考えています。

今後も多くの企業がこの理念に共鳴し、共に歩んでいけるよう願っています。わざわざは、B Corp認証を取得したことで新たな視点を得、社会の一員としての責任をより強く意識しながらビジネスを展開していきます。