海士町役場の新しい試み、キャンプで職員を採用する独自の試験を実施

海士町役場の新しい採用スタイル

島根県隠岐郡に位置する海士町役場が、正規職員の採用試験に新しいアプローチを取り入れ、『まちづくりキャンプ採用枠』の募集を開始しました。この試験は、従来の面接形式を超えて、キャンプを通じた選考を行うという斬新な内容で、試験日程は9月13日から14日の1泊2日です。

海士町の魅力

海士町は、約2200人の人口を抱える離島であり、「挑戦する文化」が根付く地域です。この町では、観光や福祉、デジタル化といった多様な分野で、新しい価値を生み出す取り組みが日々行われています。新しい挑戦は、ただの余裕から生まれるものではなく、限られた資源の中から「誰かがやる」のではなく「自分からやる」という気持ちが育まれているのです。

仕事のスタイル

海士町では、地域の声が直接的に仕事に反映されます。住民の声や地域の課題に真摯に寄り添い、行政としての役割を果たします。そのため、行政の職務は日常生活の延長線上にあり、まさに“暮らしに根ざしたキャリア”を描くことが可能です。

キャンプ採用枠のユニークさ

2021年から始まったこの『キャンプ採用枠試験』では、履歴書やSPI試験、面接だけでは見えない応募者の個性や地域との相性を重視しています。自然の中で共同生活をし、食事をともにしたり、語り合う中で、互いの想いや価値観を直に感じ合う場を提供します。

試験に参加することで、単なるマッチングを超えた深い理解が生まれ、共に働く可能性を探る貴重な機会となります。

Iターン希望者へのサポート

特に Iターンを希望する方にとって、海士町のキャンプ採用枠試験は新しい生活様式を体験できる場です。この試験を通じて、住民やスタッフとの実際の関わりを通じて、働くことと暮らすことが有機的に結びつく感覚を味わうことができます。

仲間を求める海士町

海士町は、様々なバックグラウンドを持つIターン者も受け入れています。共通の願いは「誰かの役に立ちたい」という思い。新しい環境で挑戦し、自らも進化できる人材を求めています。特に、地域での生活や行政業務に関心がある方にはぴったりの機会です。

雇用条件

応募資格は、年齢が満18～45歳の範囲内で、初任給は213,600円からスタート。特に、都道府県庁や他自治体での行政経験、専門的な資格を持つ方には加点がされる制度も用意されています。実際の仕事内容は、観光、教育、福祉、デジタル化など多岐にわたり、地域の特性に応じた業務が行われます。

海士町役場のキャンプ採用枠試験は、ただの職員選考を超えた、地域と共に未来を築く仲間を探すための新しいカタチです。興味を持たれた方は、ぜひこの機会を逃さず参加してみてはいかがでしょうか。