八天堂ファームと果実なくりーむパン 赤ぶどう
この度、株式会社八天堂ファームが製造する「果実なくりーむパン 赤ぶどう」が全国の選定産品の中から
FOOD SHIFTセレクションで優秀賞を受賞しました。農福コンソーシアムひろしまの一員である八天堂ファームは、広島県三原市に本社を構え、地域の特産品を利用した独自の魅力を持つ商品を展開しています。
受賞の背景
この商品の受賞は、農林水産省が推進する地産地消の理念のもと、農業の持続可能性を高めるための取り組みの一環です。背景には、近年の農業における人手不足の問題があり、2021年からは耕作放棄されたぶどう園を引き継ぎ、社会福祉法人と協力してぶどうの栽培に取り組んでいます。これにより、一般流通が困難な規格外品のぶどうを利用し、ジャムに加工して新たな商品を生み出しました。
商品の特長
「果実なくりーむパン 赤ぶどう」は、広島県産のぶどうから導かれた特別なクリームパンです。特徴としては、次のような点が挙げられます。
1.
地域との連携: 社会福祉法人と八天堂ファームが共同でぶどう園を運営。
2.
ジャムの使用: 規格外のぶどうを果肉感のあるジャムに変身させ、クリームとともに包み込みました。
3.
生地の質感: しっとりとしたやわらかな生地が、クリームとジャムの絶妙なハーモニーを生み出しています。
これからも八天堂ファームは、地域の農業と連携しながら新たな商品開発を進めていく考えです。
農福連携とは?
農福連携の取り組みは、農業と福祉が相互に支える形で成立しています。八天堂ファームでは、障害者の雇用促進にも力を入れ、様々な人材が活躍できる社会の実現を目指しています。このような活動が評価され、今回の受賞につながったのです。
今後の展望
八天堂ファームは、販路拡大とともに地域活性化を図るため様々な施策を計画しています。特に、FOOD SHIFTセレクションに認定されていることを活かし、消費者を巻き込んだキャンペーンを通じて、持続可能な食品選択を促進していく方針です。たとえば、FOOD SHIFTセレクションに参加した商品を購入することで、消費者が応援できる仕組みを提供します。
キャンペーン概要
2025年には、「FOOD SHIFTセレクションポイントキャンペーン」が開催される予定です。このキャンペーンに参加することで、消費者は購入した商品のレシートをアップロードするだけで、抽選に応募できる機会を得られます。優秀賞を受賞した商品の詰め合わせギフトが当たるチャンスもあるため、多くの人々の参加が期待されています。詳細は、FOOD SHIFTセレクションの公式サイトで随時アップデートされる予定です。
結論
八天堂ファームの「果実なくりーむパン 赤ぶどう」は、農福連携の成功例としての側面を持ちつつ、地域活性化や持続可能な食システムに寄与する重要な商品です。これからも他の企業や団体との協力を通じて、さらなる発展を目指していくことでしょう。