滋賀県の新たな産業共創拠点「co.shiga」が理事会新体制を発表
滋賀県でのオープンイノベーションを推進する「一般社団法人co.shiga(コードット シガ)」が、新たな理事会体制を整えたことを発表しました。これにより、地域における新産業の共創に向けた確かな一歩を踏み出しています。
一般社団法人co.shigaの目指す未来について
「co.shiga」は、滋賀県の地域資源を活かし、国内外の企業や研究機関、個人と連携しながら、最先端技術を実験し、社会実装を行うためのプラットフォームです。その目的は、未来の社会に向けての新しい価値の創出と、持続可能な発展を実現することにあります。この団体は、滋賀県とその周辺の企業、大学、自治体の専門家や有識者を集め、共に知恵を寄せ合い、新たなビジネスモデルを模索しています。
新体制の理事会メンバー
2024年7月17日に設立された同法人は、以下の新体制を持っています:
- - 代表理事:岡村 一太朗(株式会社村田製作所)
- - 代表理事:中野 龍馬(しがとせかい株式会社)
- - 理事:留目 真伸(SUNDRED株式会社)
- - 理事:山本 学(株式会社滋賀銀行)
- - 理事:髙部 格(株式会社平和堂)
- - 理事:石上 僚(株式会社みらいもりやま21)
- - 監事:宮川 潤(SUNDRED株式会社)
この新しい理事会メンバーは、さまざまな業界のリーダーたちで構成されており、今後の活動に向けて強力な基盤を築くことを目指しています。
SUNDREDと滋賀県のコラボレーション
SUNDRED株式会社は、「新産業のエコシステムビルダー」として、滋賀県を含む各地域でのリビングラボ型共創コミュニティを運営しています。これまでに「ナスコンバレー」を含む様々なオープンイノベーションの場を創出してきたSUNDREDは、滋賀においても新しい産業共創の場を形成することを目指しています。
同社が提唱する「インタープレナーシップ」では、社会起点での対話と共創を重視し、企業や地域コミュニティが一体となってイノベーションを進める環境を整備しています。この取り組みは、近年のデジタル化やグローバル化により、より一層重要性を増しています。
イベント「co.shiga.5」の開催
一般社団法人co.shigaはこれまでに、地域内の多様なステークホルダーが参加できるイベント「co.shiga.5」を4回開催してきました。次回の5回目は特別版として、2024年3月8日に「官民連携」をテーマに開催予定です。このイベントは、地域の活性化を図るための重要な場となり、新しいビジネスやプロジェクトの創出に寄与します。
インタープレナーシップの重要性
SUNDREDは、将来の社会において価値創造を導く人材として「インタープレナー」の育成に着手しています。インタープレナーは、組織の枠に囚われず、社会全体のニーズを捉えた多角的な視点を持つ人材です。彼らは部門間の対話を通じて共創を進め、問題を解決するためのプロジェクトを推進していきます。
「co.shiga」の活動を支える両社が手を組み、インタープレナーコミュニティを形成し、そこでの対話や実践を通じて新たな産業の創出やエコシステムの構築を進めています。このような新たな取り組みを行うことで、滋賀県はオープンイノベーションの最前線としての地位を確立し、地域の発展に寄与していくことでしょう。
まとめ
滋賀県の「一般社団法人co.shiga」は、新しい理事会体制のもと、地域の持続的な発展に向けた積極的な取り組みを加速させています。SUNDREDとの協力を通じて、新産業の創出やオープンイノベーションの促進に努め、これからの社会をリードする変革の場としての役割を果たし続けることが期待されます。新しい価値を共創するための環境が整った滋賀県。今後の動きから目が離せません。