建設業革新プロジェクト
2025-06-17 09:44:33

建設現場の新たな風、モノリスグループの多能工育成プロジェクト始動

多能工育成プロジェクトの始動



建設業界は今、変革の渦中にあります。少子高齢化や人手不足が表面的な問題とされる中、実は環境整備や職人自体が魅力的でない状況が、本質的な課題であることが明らかになってきました。そこで、モノリスグループが立ち上げたのが「多能工育成プロジェクト」です。このプロジェクトは、多様な技術や専門スキルを持つ職人を育成し、全国各地での高品質な施工を実現することを目指しています。

プロジェクトの背景と目的



プロジェクトが開始された背景には、現在の建設業界が抱える根本的な課題があります。その一つが、重層的な下請け構造です。この構造では、元請けから職人に届くまでに数多くの中間マージンが発生し、結果として職人に支払われる報酬が低く抑えられています。この現状が若者の建設業離れを招いているのです。

モノリスグループは、この構造的な問題を解決するために、多能工を育てることに注力しています。多能工とは、土間工事、左官工事、コンクリート床研磨など、複数の分野において高度な専門知識を持つ職人を指します。これにより、建設業界の構造を根本から変革し、若者が興味を持ち、選ばれる職業にすることが狙いです。

多能工を育成するための取り組み



モノリスグループでは、まず職人に必要なスキルや技術をデータ化し、見える化することに力を入れています。従来の「オレの経験」に頼るのではなく、職人の勘や感覚を客観的なデータに落とし込むことが不可欠だと考えているのです。仲松信夫氏(取締役技術開発部長)と川村篤氏(株式会社川村工業代表取締役)は、データ化を通じて職人の技術をより多くの人々に伝えることに挑戦しています。

また、左官工事やその他の工種においても、各職人が兼業する環境を整え、一括施工を可能とすることで、職人が多様な技術を身につけていくスキームを敷いています。こうして育成された多能工が、現場のエースとして活躍できるのです。

未来の建設業を見据えて



モノリスグループのプロジェクトは単なる育成に留まりません。共同での実践や相互協力を通じて、自社の未来に投資する企業との協業も重視しています。多能工育成を通じ、確実にスキルアップを図ることで、高単価で選ばれる施工会社へと成長を遂げることを目指します。

このように、モノリスグループは東北を中心に、全国各地での気鋭の企業と協力しながら、新しい建設業の常識を築いていく試みを進めています。私たちが見ている未来の建設業は、職人の能力と知恵が結集された、データの力で強化された業界なのです。

結論



今後もモノリスグループは、多能工育成プロジェクトを推進し、建設業界の改革を目指します。この革新により、若者たちが誇りを持って働ける業界を創造し、真の人手不足の解決に向けて歩み続けることでしょう。多様なスキルを持つ職人たちが支える、日本の建設業の未来を是非期待していてください。


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会社情報

会社名
モノリスコーポレーション株式会社
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電話番号

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