シャンパーニュの新たな扉を開いたテルモン
フランス、シャンパーニュ地方に位置するメゾン・テルモンが、シャンパーニュとして初めて「リジェネラティブ・オーガニック認証®(ROC™)」のブロンズレベルを取得しました。この認証は、農業の持続可能性と環境保護の両立を目指す重要な一歩であり、テルモンの今後のワイン造りに大きな影響を与えるでしょう。
リジェネラティブ・オーガニック認証®(ROC™)とは?
リジェネラティブ・オーガニック認証は、農業の生態系を再生し、持続可能な形での生産を促進するための基準です。米国発のこの認証は、基本的な有機認証に基づくもので、除草剤や化学肥料の使用を排除し、多様性を促進します。また、農業従事者が公正に扱われる環境も重要な要素となります。これは、土壌の健康と生物多様性を保ちながら、最高品質のワインを作るための理想的な条件を整える取り組みでもあります。
テルモンの取り組み
テルモンでは、この認証を獲得するために、認定を受けた自社畑で模範的な農業実践を実施しました。具体的には、植林や雨水の利用、被覆作物の導入、そして生物多様性を考慮した農業手法がその一環です。また、科学的な土壌健全性の測定を行い、すべての労働者に対して公正な労働環境を提供することにも注力しています。
「母なる自然の名のもとに」プロジェクト
この認証は、2021年に開始された「母なる自然の名のもとに」プロジェクトの一環です。このプロジェクトの目的は、2031年までにテルモンの自社及び契約畑の全てを有機・再生農業へと移行し、2050年までにカーボンニュートラルを達成することです。テルモンのワイン生産はただの商業活動ではなく、環境への深い配慮と持続可能性を追求する理念に根差しています。
製品の特徴と飲みごろ
テルモンのワインは、オーガニック栽培のブドウのみから造られ、骨格のあるスタイルとフレッシュさのバランスが特徴です。その独特な存在感は、時を経てもなお新鮮さを失うことなく、飲みごたえのある一杯を提供します。特に「レゼルヴ・ド・ラ・テール」は、その理念を体現するキュヴェとして、大変な人気を集めています。
コメントと展望
メゾン・テルモンは、認証取得に際し、関係者からの期待が高まっています。サステナブルなワインづくりは今やただの選択肢ではなく、未来のための必然であると言えます。レオナルド・ディカプリオ氏は「持続可能なワインづくりの実践を推進することで、テルモンは業界の未来を形作り続けている」と述べています。
また、ルドヴィック・デュ・プレシ社長は「農業には有機であり、同時に再生可能であるべきで、その両方を追求する」ことが重要だと強調しています。環境問題が叫ばれる今日、テルモンの成功は、多くのワイン生産者に希望と刺激を与えることでしょう。
結論
メゾン・テルモンの取得したリジェネラティブ・オーガニック認証®(ROC™)は、その持続可能な戦略が確固たるものであることを証明しています。これからのワイン製造の未来を背負うテルモンは、さらなる革新を求め、環境に優しいワイン作りを続けていくことでしょう。私たちもその動きを見守り、応援していきたいと思います。