鎌倉投信、東京学芸大学と教育ファンド設立へ
神奈川県鎌倉市を拠点とする鎌倉投信株式会社が、東京都小金井市に位置する国立大学法人東京学芸大学と手を組み、「教育インパクトファンド」設立のための検討を開始しました。本ファンドは、次世代の教育へ貢献するスタートアップへの投資を目指すもので、教育の未来を支える新たな動きとして期待されています。
1. 経緯と背景
鎌倉投信は2021年3月より、社会を良くするスタートアップへの投資を目的とした「創発の莟1号投資事業有限責任組合」の設立を行い、これまでに19社への投資を進めてきました。特に10社は、教育や人材育成に特化したスタートアップであり、鎌倉投信はこれらの企業への支援を通じて、教育環境の変化が求められていることを実感しています。
現代の教育は大学入試の変更に伴い、個別最適な学習や協働的な学びの充実、探究学習と総合型選抜試験への対応、デジタル教育の普及など、急速に進化しています。また、企業側にも人的資本の概念が広がり、デジタル技術やAIの導入が進む中、評価制度の見直しが求められています。このような課題に対して、東京学芸大学の研究実績と専門知識を活かし、教育インパクトファンドの設立が計画されています。
2. 東京学芸大学について
東京学芸大学は、人権を尊重し共生社会の実現に寄与することを目的として、総合的な教育活動を展開しています。本学は高い知識と教養を備えた教育者を育成することに注力しており、その理念に基づいた研究活動も活発です。学びについての新しいアプローチを取り入れ、多様な教育の形を追求しています。
3. 鎌倉投信の概要
鎌倉投信は、2008年に設立され、投資信託の運用や事業組合の運営を行っています。特に、創造的かつ持続可能なビジネスを育成することをミッションとしており、近年は教育関連分野への投資を強化しています。
4. 既に変化する教育環境
近年、日本の教育界は急激に変わりつつあります。入試制度の見直しや新しい教育方法の導入など、教育現場は変革の真っ只中にあり、企業における教育ニーズも変化しています。これは大きなビジネスチャンスでもあり、鎌倉投信はこれを捉えて新たなファンド設立を目指しています。
5. 問い合わせ先
本件に関するお問合せは、鎌倉投信株式会社の投資事業部までご連絡ください。Eメール:
[email protected]
注意事項
新たに設立されるファンドは、一般投資家向けではなく特定の投資家を対象とした私募の有限責任投資事業組合となる予定です。個人投資家は参加できないことにご注意ください。今後の詳細については、サポート窓口を通じてお知らせがある予定です。