HIGHSPEED Étoile Racingの挑戦
2024年8月17日と18日、静岡県小山町の富士スピードウェイで「FCR-VITA第2戦」と「KYOJO CUP第4戦」が開催されました。参加したのは、アニメ「HIGHSPEED Étoile」とのコラボレーションで誕生した女性ドライバーのレーシングチーム「HIGHSPEED Étoile Racing」。彼女たちは競技を通じてスキルを向上させ、ファンに感動を届けるために奮闘しています。
レース概要
FCR-VITAシリーズでは、49台がエントリーした中での白熱した戦いが繰り広げられました。特にこの競技は、ウエストレーシングカーズ製のボディにVitz用のエンジンを搭載した本格的なレーシングカーで行われるため、性別に関わらずレースの醍醐味が存分に味わえます。一方、KYOJO CUPは、女性ドライバーのみで構成されるレースで、競争が一層リアルさを増しています。2024年シーズンには28台が年間エントリーし、これまで以上の盛り上がりを見せています。
レースレポート
FCR-VITA第2戦
前田選手は、レースの序盤は35位でスタート。しかし、徐々にスピードを上げ、積極的に他のドライバーとバトルを展開しました。結果として40位でのフィニッシュとなりましたが、レースを通じて新たな課題を見つけ、バトルができる位置までスピードが向上したことが大きな収穫でした。対照的に、清水選手は力強い動きを見せ、決勝レースでの経験は確実に彼女の成長に寄与したことでしょう。両選手とも次のレースに向けた期待を抱いています。
KYOJO CUP第4戦
前田選手は27番手からのスタートでしたが、激しいバトルを経て見事23位でフィニッシュ。これまでのレースとは異なり、抜き合う展開に挑む中で、彼女の成長が感じられます。一方、清水選手は21番手スタートも、惜しくもミスが重なりリタイアとなってしまいました。このような厳しい状況下でも、新たな視点を得ることができたと前向きに捉えています。
天候条件とチャレンジ
金曜日には台風の影響で悪天候でしたが、週末のレース分にはコンディションが回復。その中でも、ドライバーたちはコース状況に適応する能力が求められ、高いパフォーマンスを維持し続けました。
また、レース後にはトークショーも行われ、両選手が参加し、ファンとの交流を深めました。これはチームの活動としても意味深いイベントであり、ファンとの絆を強める一助となっています。
次回の展望
次の挑戦は2024年10月6日に富士スピードウェイで予定されるKYOJO CUP第5戦。今回の経験を糧に、さらなる成長を遂げ、次戦へ向けた期待が高まる中、レースファンからの熱い応援が必要です。選手たちが次のチャレンジでどのような結果を残すのか、ぜひ期待してください。
ドライバーのコメント
前田選手は「次はもっと前で戦えるように頑張りたい」と意気込みを示し、清水選手も「次回はこの経験を生かしたい」と次戦に向けた意欲を述べています。彼女たちの成長と挑戦を、引き続き見守り続けたいですね。