デイブレイク、冷凍寿司のアメリカ輸送に成功
デイブレイク株式会社は、冷凍寿司の海上輸送において大きな成果を上げたことを発表しました。本社を東京都品川区に置く同社は、特殊冷凍テクノロジーに特化した製品開発を行っており、保冷・断熱資材の独自の研究を背景に、約3か月間という長期のコールドチェーンを確立しました。
近年、日本の食文化が海外で注目を集める中、デイブレイクは特にアメリカ市場に目を向け、冷凍寿司の展開を進めています。今年の11月には「2024 JAPANESE FOOD EXPO」に出展し、現地の飲食店や小売業者から予想を上回る評価を得ました。この成功を受けて、デイブレイクは冷凍寿司の品質を保ちながら、確実に届けるための研究をさらに進めています。
コールドチェーンを実現するための研究
アメリカへの輸送には通常1から2か月が必要ですが、デイブレイクはこの間も冷凍状態を維持するための独自の技術を開発してきました。輸送船内では-25℃が保たれる一方で、陸上輸送の過程では外気との接触により温度上昇のリスクが存在します。これまでコールドチェーンの維持は難しいとされてきましたが、デイブレイクは段ボールや高性能断熱資材を組み合わせ、温度維持のための最適解を見出しました。
試験では、保冷機能を備えた段ボール環境と一般的な段ボールでの温度変化の違いが調査されました。その結果、保冷環境Aでは非常に優れた冷凍食品の品質が維持され、アメリカ到着後も高い評価を受けるに至りました。具体的には、輸送中の温度管理が非常に厳密であったため、出荷時の品質が店舗到着時にも保持されたことが確認されています。
食品の品質を守るデイブレイクの冷凍技術
デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」は、急速に凍結を行い、食材の風味や食感を保ちながら、細胞へのダメージを軽減します。この技術は、食品事業者から高い支持を得ており、約700社以上が導入済みです。冷凍食品の品質を向上させることができるこの技術を活用して、デイブレイクはさらなる品質改良を目指しています。
今回の成果は、冷凍寿司の海外輸出における大きな一歩であり、デイブレイクはこの成功を踏まえ、今後も研究開発を進め、さらなる国際展開を加速させる方針です。
デイブレイクについて
デイブレイクは、2013年に設立され、「作り手から食べ手までのより良い未来を創造する」というミッションのもと、特殊冷凍技術を駆使した事業を行っています。今後も食品流通における様々な課題を解決するため、持続的な技術革新に努めていくことでしょう。
このように、デイブレイクの取り組みは、日本の食文化を世界に広める重要なステップであり、今後の展開にますます注目が集まります。