ザイナス新社長江藤彰悟氏が描く2030年の成長戦略
株式会社ザイナス(大分市金池南)は、2025年5月22日付で新代表取締役社長に江藤彰悟氏が就任することを発表しました。江藤氏は2019年に同社に入社し、副社長として経営に携わってきた経験を活かし、先代からバトンを受け継ぎます。彼は「従業員ファースト」を掲げ、2030年度に売上30億円、従業員数230人を目指す意欲を明らかにしました。
江藤氏は、先代の江藤稔明氏から受け継いだ経営理念をもとに、従業員が最大限の能力を発揮できる環境を整えるために様々な施策を展開していくと述べています。特に、人事部門の立ち上げから得た経験を活かし、働きやすい環境を整えることに注力していくようです。従業員の満足度を高めることが、企業全体の成長にもつながるという信念を持っています。
AI時代を見据えた事業モデルの進化
現在、AI技術の発展により、業界全体が大きな変革の時代を迎えています。江藤氏は、この時流に乗り遅れないために、事業構造の進化が不可欠だと語ります。具体的には、受託開発事業やテクニカルサポートを基に、自社製品やシステムパッケージの開発強化を行い、パートナービジネスのシナジー効果を最大限に活用するとしています。「人月商売から価値商売へ」という考え方にシフトすることで、より高い成長を実現したいと意気込んでいます。
エンジニア市場価値の向上に向けた取り組み
また、江藤氏は「人材を成して財を成す」という理念のもと、人材教育体制の発展にも力を注ぐ意向を示しています。エンジニア市場の価値を向上させるための環境づくりやIT教育、若手起業家育成などを通じて、社会とのつながりを生み出すことを目指すとしています。これにより、企業としての責任を果たしながら、地域社会への貢献もはかりたいと考えています。
明確な成長ビジョンとその共有
2030年には売上30億円、従業員数230人を目指すという明確なビジョンを掲げ、江藤氏は従業員への利益還元の「見える化」にも力を入れる方針です。さまざまな施策を通じて、社員たちが共に成長できる環境を整えたいと考えています。
江藤氏は、未来の社会がどのように変化しても、従業員の生活を守り続けるという決意を強調しました。立場や役割を超えて、従業員との対話を重視し、共に議論を交わすことで、より良い企業に進化させていく方針です。
先代からの信頼を基にした発展
江藤稔明氏からの信頼を受け、江藤彰悟氏は一層の成長を目指します。社名「ザイナス」が象徴するように、技術、知識、志のすべてにおいて高みを追求することを強調しています。四半世紀の歴史を持つ企業として、時代の変化に適応しながら成長を続けていく方針です。
株式会社ザイナスは、2000年に設立され、現在四半世紀の節目を迎えました。新たなリーダーシップのもと、今後どのように成長を続けていくか、注目が集まります。江藤彰悟氏のリーダーシップによる新たな飛躍が楽しみです。