金融機関で働く女性の交流会、「アフタヌーン・井戸端ダイアログ」が開催されました
2025年9月6日、株式会社フィデューシャリー・パートナーズが主催する金融機関特化の女性交流会「アフタヌーン・井戸端ダイアログ」が華々しく開催されました。東京都千代田区に本社を持つ同社の代表取締役である森脇ゆきさんが世話人を務めるこの会では、合計14の金融機関から約20名の女性が集まりました。彼女たちは自身のキャリアについて考え、意見を交換する機会を得ました。
開催の背景
昨今、金融業界では女性活躍推進が叫ばれていますが、未だに多くの女性がロールモデル不足や外部との交流機会の乏しさに直面しています。フィデューシャリー・パートナーズは、こうした課題を受けて、この交流会を企画しました。参加者の多様なバックグラウンドを活かし、立場を超えてあらゆる問題について本音で語り合うことを目的としています。
同社は、好きなタイミングで相談できる安全な場があれば、より良いキャリア選択ができると信じ、2024年5月からは月に一度のオンライン交流会「パジャマで井戸端ダイアログ」を立ち上げました。この交流会は、今回の対面ダイアログが2回目となります。
当日の様子
交流会は三部構成で実施されました。まずは自己紹介のセッションで、参加者全員が自分の生き方や仕事について語りました。このセッションを通じて参加者は互いの経験に触れ、理解を深めることができました。
次に、協同組織金融機関出身のメインスピーカー、山口郁子さんが「ライフシフト~私らしい働き方を目指して~」というテーマで講演を行いました。山口さんの実体験を基にした講演に対し、参加者は熱心に耳を傾け、質疑応答では活発な意見交換が行われました。
懇親会では、参加者同士のさらなる交流が促進され、6時間にわたって様々な話題について本音を語り合いました。全員で“D”ポーズを取りながら、前向きな気持ちを共有するシーンもあり、参加者たち同士の絆が深まったことを実感しました。
参加者の声
参加者から寄せられた感想としては、「各金融機関で頑張る方々と出会い、刺激を受けた。多くの学びを得てキャリアを見つめ直す機会となった」という意見や、「初参加だったが、悩みを共有し深くつながり、勇気を得ることができた」といった声がありました。また、「自分の小さな悩みも受け入れられ、前向きな気持ちになれた」との声もあり、参加者にとって有意義な時間となったようです。
主催者の想い
森脇ゆき代表は、今回の会が女性限定であるものの、男性を敵視する場ではなく、互いに安心して本音を語り合うことで自らの生き方を見つめ直す場であることを強調しました。彼女は、視野を広げ、具体的な選択肢を見出すための重要な場としてこのイベントの意義を語りました。
次回の開催予定
次回の対面開催は、2026年2月21日(土)に広島市内で予定されています。また、毎月行われるオンライン交流会も続けていく方針です。金融機関に勤務する女性役職員のさらなる参加が期待されています。
この交流会が今後ますます多くの女性にとって有益な場となり、より多くのキャリア支援を出発点となることを願っています。