シャープミュージアムでの特別展
今年、国内ラジオ放送が始まってから100周年を迎えることを記念し、シャープミュージアム(奈良県天理市)にて特別展「ラジオ放送100周年記念展」が開催されます。この展示は、1925年に発売された国産初の鉱石ラジオの復刻版や、1930年代に広まった真空管ラジオ「シャープダイン」を使用し、当時の放送の雰囲気を体験できるものです。
特別展の魅力
本展覧会では、実際にラジオを聴きながら、当時の人々がどのようにしてこの新しいメディアを楽しんでいたのかを再現します。展示品には、通常は公開されていない1930年代から1960年代にかけて発売されたさまざまなラジオも含まれており、視覚と聴覚で過去のラジオ体験を感じられるのが特徴です。
荒川泰蔵氏の切手コレクション
さらに、シャープの元社員である荒川泰蔵氏の収集した切手コレクションも展示されます。これにはラジオ放送や受信機、さらにはテレビ放送に関する切手が含まれており、ラジオを取り巻く文化の深さを垣間見ることができます。
常設展示ツアーの実施
特別展の他にも、シャープミュージアムでは常設展示ツアーも行います。ここでは、国産第1号の鉱石ラジオや白黒テレビを含む「世界初」「日本初」の製品が実物展示されており、企業の技術革新の歴史を学ぶことができます。リーダーの解説付きで、体験をより深められます。
入館費用の割引
参加者には嬉しい割引特典も。シャープミュージアムの公式サイトに掲載されているチラシを印刷して持参するか、スマートフォンの画面で提示すれば、通常の入館料が半額になります。これにより、一般は500円、中学生以下は200円で入館できるので、ぜひこの機会に訪れたいものです。
詳細情報
特別展の日時は、2025年3月19日(水)の13:00から16:30までです。鉱石ラジオや真空管ラジオの実演と解説は、13:00と15:00に予定されています。会場はシャープ総合開発センター内のシャープミュージアムです。
最寄りの公共交通機関を利用して訪問することが推奨されていますが、自家用車での訪問は事前申し込みが必要ですので、計画的にお越しください。
皆さんが懐かしのラジオ放送の体験を通じて、過去の文化に触れることができる貴重な機会です。