地方公共団体の新たな挑戦、デジタル化の未来
地方公共団体向け情報誌『新風(かぜ)』2025年4月号が発行されました。この号では、埼玉県美里町と栃木県真岡市の「標準準拠システム」への移行の取り組み、また群馬県伊勢崎市の公会計を中心とした「内部事務のデジタル化」に関するインタビュー記事が掲載されています。
多様な地方公共団体の取り組み
埼玉県美里町では、共同利用型モデルとしての標準化を目指す取り組みを紹介しています。この町は、効率的な業務遂行やサービス提供のために、他の自治体とも協力しながらスマートなシステムの導入を進めています。一方、栃木県真岡市は、住民のニーズを重視した標準化の取り組みを行っています。市民サービスの向上を目指し、主体性を持って取り組む姿勢が評価されています。
群馬県伊勢崎市では、取引事業者と職員の業務コストを削減するために、不必要な手続きの簡素化やシステム統合を目指しています。これにより、業務の効率化とともに、職員の負担軽減を図ることができています。
最新の研究報告と寄稿
本号では、国や有識者からの特別寄稿も掲載されています。「今後の地方公会計のあり方に関する研究会」の報告書についての解説や、自治体情報セキュリティーに関する将来の展望が詳述されており、地方公共団体の発展には欠かせない情報が詰まっています。これにより、各自治体がデジタル化を進める際の参考になることを期待しています。
デジタル・トランスフォーメーションの加速
昨今の社会では、デジタル・トランスフォーメーション(DX)がますます重要になっています。特に地方公共団体においては、業務やサービスの見直しが迫られています。これを受けて、TKCは1996年から『新風』を発行し、地方公共団体の支援を行っています。この情報誌は、行政効率の向上を目指すだけでなく、住民福祉の増進にも寄与することを目的としています。
今後の展望
TKCでは、単なる製品導入に留まらず、利用者が安全かつ便利にシステムやサービスを使用できるように努めています。これからも様々な取り組みを通じて、「行政効率の向上による住民福祉の増進」を支援していきます。
製品情報と配布について
『新風(かぜ)』2025年4月号は、A4判で20ページの季刊誌として発行されています。全国の地方公共団体や中央省庁へ無償で配布され、さらにWeb版も公開されており、そちらからも最新号とバックナンバーを確認することが可能です。興味のある方はぜひ、ホームページを訪れて情報をチェックしてください。
公式サイト
このように、地方公共団体に向けた情報誌『新風(かぜ)』は、今後も地方自治体のデジタル化や業務の効率化に貢献していくことでしょう。