特定技能制度で初の介護福祉士合格者が誕生した意義とは

特定技能制度で初の介護福祉士合格者が誕生

株式会社ONODERA USER RUN（以下、OUR）は、介護業界に特化した特定技能制度を活用し、初の合格者を輩出したことを発表しました。これは、2025年に行われる「第37回介護福祉士国家試験」でOUR BLOOMの卒業生によるものであり、日本での長期的な就労と安定したキャリア形成に向けて新たな一歩となります。

介護人材不足の現状と特定技能制度

日本では深刻な介護人材不足が続いており、2019年に「特定技能（介護）」制度が創設され、その受け入れ人数は2024年末には44,367人に達する見込みです。この制度により、外国人が介護業界で働く道が開かれましたが、在留期間の制限があるため、国家資格「介護福祉士」を取得することが大きなポイントとなります。この資格取得によって在留資格を「介護」に切り替えることができ、期間の制限なく日本で働き続けることが可能となります。

OUR BLOOMING ACADEMYの取り組み

OURでは、アジア4カ国で無償の日本語教育を提供する「OUR BLOOMING ACADEMY」を設立し、特定技能介護人材の育成に尽力しています。2022年からは自社で育成した人材の日本での就労が本格化し、このたび初めて合格者を生むことに成功しました。OUR BLOOMING ACADEMYを経た卒業生は、一般の特定技能介護人材の平均合格率33.3%に対し、驚異的な57.1%の合格率を記録しました。これは、OURの教育プログラムが高い効果を示していることを裏付けています。

支援体制「OURストレートスルー」

OURは、人材の募集から教育、就労支援に至るまでを包括的に行う「OURストレートスルー」モデルを展開しています。このモデルにおいては、当社の社員が介護福祉士の資格を持ち、資格取得に向けた特別講座を行います。オンラインでの学習支援も充実させ、特定技能2号へのステップアップを目指す人材にも各種サポートを提供しています。