知花くららさんが国連WFP日本大使に任命されました
2023年10月13日、東京で開かれた任命式で、日本のモデル知花くららさんが、国連世界食糧計画(WFP)の日本大使に任命されたことが発表されました。これはWFPにとって初の日本大使任命であり、知花さんはこの大役を引き受けることとなりました。式典には、WFP事務局次長のエリザベス・ラスムーソン氏も出席し、知花さんのこれまでの活動への感謝の意を込めてWFPの記念硬貨を贈呈しました。
『私たちが生きている間に、飢餓は撲滅できるのではないかと思っています。』と語る知花さんは、個人の力で変化を起こすことの重要性を強調しています。しかし、この任命は知花さんの活動の新たな一歩に過ぎません。
知花くららさんのWFP活動
知花さんは2007年からWFPのオフィシャルサポーターとして、飢餓に関する課題に真剣に向き合ってきました。彼女は毎年、WFPの活動現場を訪れ、飢餓問題が実際にどのように人々の生活に影響を与えているのか、特に子どもや母親と話をしながら自身の目で確かめてきました。これまでに、ザンビアの干ばつ被害地域やフィリピンの台風被災地、スリランカの村、東日本大震災の被災地など、多岐にわたる地域での活動を経験しています。
知花さんは、特に子どもたちの栄養状態を改善し、学びの場を提供するための学校給食のプログラムを推進しています。WFPが行うこのプログラムは、子どもたちに必要な栄養を提供するだけでなく、彼らが学校に通うきっかけを生み出す重要な仕組みとなっています。知花さんの活動を通じて、多くの若者たちが飢餓について理解し、関心を持つようになったのです。
飢餓撲滅に向けた呼びかけ
大使就任にあたって、知花さんは最初の訴えとして、フィリピンにおける台風30号の被害への支援を呼びかけています。国連WFPは、飢餓と貧困の撲滅を目的に活動しており、知花さんはその一環として、より多くの人々に支援を呼びかけています。《私たち一人ひとりが、何かしらのアクションを取ることが重要です》という知花さんの意志が、多くの人々に影響を与えることを期待しています。
WFPの日本語サイト(
www.wfp.org/jp)では、彼女の提案に従い、台風被害地域への支援に関する情報が公開されています。
国連WFPは、2012年には80か国で9700万人に食糧支援を行った実績があり、今後もその活動を通じて、飢餓に苦しむ人々を支えていく方針です。知花さんのように、私たちも微力ながら貢献できる方法を見つけていくことが求められています。これからの彼女の活動に注目し、国連WFPのメッセージを広めていきましょう。