先住民観光の挑戦
2023-07-27 15:00:02
アイヌとカナダ先住民が協力!観光を通じた文化交流シンポジウム開催
アイヌとカナダ先住民の協働:観光を通じた文化の挑戦
2023年9月14日、北海道札幌市に位置する北海道大学にて、国際シンポジウム「先住民観光の挑戦」が開催される。このイベントは、カナダ観光局の日本地区代表である半藤将代氏が主催し、北海道大学観光学高等研究センターやアイヌ民族文化財団、国立民族学博物館と連携して実施されるものだ。
シンポジウムの目的
本シンポジウムは、先住民族がその文化を誇り高く実践し、さらに外部に発信することの重要性を考察する場である。先住民族による観光の発展は、彼らの文化への理解を促し、同時にコミュニティのアイデンティティを強化する力ともなり得る。アイヌ民族とカナダ西海岸の先住民族が集まり、未来の文化的継承と観光との関わりを学び合うことが、本イベントの核心的な目的である。
プログラム内容
シンポジウムでは、著名なカナダ先住民観光協会の会長でありCEOのキース・ヘンリー氏が基調講演を行う。彼の講演『カナダ先住民観光の意義と未来』では、カナダの先住民が観光を利用してどのように文化を伝え、発信しているのかが語られる。この講演が主催者の方針を示し、イベント全体のテーマに大きな影響を与えることが期待されている。
その後、カナダの西海岸に住む先住民アーティストたちや、アイヌのアーティストが自身の体験や取り組み事例を発表する。これにより、参加者は国境を超えた文化の交流を実感できるだろう。
パネルディスカッション
シンポジウムの最後には、参加者間での対話を通じて観光を通じた先住民の文化実践やエンパワーメントの機会について探るパネルディスカッションが行われる。このセッションでは、アイヌ民族文化財団の関根真紀氏や、カナダの先住民から代表が選ばれ、文化伝承と観光のつながりについて意見を交わす予定だ。
参加方法
このシンポジウムは定員200名で、参加費は無料。事前申し込みが必要なため、興味のある方は公式ウェブサイトから申し込みを行うとよい。言語は日本語と英語が用意されており、逐次通訳も対応している。
先住民観光の意義
先住民族が主体的に観光業に携わることで、文化の持続可能な発展が期待される。同時に、外部の人々との交流を通じてより多くの理解と関心を得られる機会となる。
このシンポジウムを通じて、アイヌ民族とカナダ先住民の交流がどのように実現するのか、そしてそれが観光業をどのように発展させるのか、今後の動向に注目したい。
会社情報
- 会社名
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カナダ観光局
- 住所
- 東京都渋谷区渋谷2-6-4テイルウィンド青山6階
- 電話番号
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