Antwayがレシピサイト『つくおき』の事業を譲受し新たな展開へ

Antwayが『つくおき』事業を譲受

株式会社Antwayは、このたび株式会社モリノキが運営する人気レシピサイト『つくおき』の事業を譲り受けることとなりました。東京都千代田区に本社を置くAntwayは、手作りおかずの宅配サービス「つくりおき.jp」を運営しており、フードテック企業として急成長を遂げています。この事業譲渡により、『つくおき』の商標権もAntwayの手に渡ることになります。

事業譲渡の背景

Antwayが展開する「つくりおき.jp」は、家庭での食事準備をサポートするため、プロのシェフと管理栄養士が手掛けたお惣菜を定期的に自宅に届けるサービスです。設立から5年目に突入したAntwayは、日常の食卓に「ゆとり」をもたらすことを目指しています。今回譲受けた『つくおき』は、主におかずをまとめて作り置きするためのレシピを提供するウェブメディアであり、立ち上げから12年が経過した今、月間訪問者数は110万人、ページ閲覧数は500万回を越えています。

Antwayは、今後『つくおき』のサイト運営を行いながら、さらなる成長を図ります。裏テーマとして、同じく「ゆとり」を追求するAntwayとモリノキの連携が挙げられ、双方の強みを活かした成長戦略が描かれています。

両社のコメント

この事業譲渡に関する両社の代表者のコメントも注目されています。モリノキの代表、森弥紀氏は、「手間をかけずにおいしい料理を提供する」との理念がAntwayのミッションと重なることから、この譲渡を決意したと述べています。彼は、Antwayが『つくおき』を更に良いサイトへと育てると信じています。一方、Antwayの代表、前島恵氏は、今回の譲受によって「つくりおき.jp」をもっと多くの人に知ってもらうきっかけになるとし、今後もM&Aを通じてさらなる成長を目指す考えを示しました。

サービスの詳細

「つくりおき.jp」では、定期的に冷蔵で届けられるお惣菜を用意しており、1人前798円からの価格設定で、家庭の調理作業を軽減するサービスを展開。週3食または5食のプランがあり、現在も1,000以上のレシピが利用可能です。また、各都府県にサービスを提供しているものの、北海道や一部地域は除外されています。