第4回建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO2022)
2022年5月25日から27日まで、幕張メッセで開催される「第4回建設・測量生産性向上展」。この展示会は、建設業界および測量業界の最新の技術や製品、サービスが一堂に集まる日本最大のイベントです。出展社数は約330社に達し、展示ブースは1800小間を予定しており、過去最大規模での開催です。
業界のトレンドと展示内容
2022年の建設投資は62兆9,900億円になるとの予測があり、職人の高齢化が進む中で人材需給が高まっています。このような背景から、建設業界にも時間外労働の上限規制が導入されるおり、効率的な業務運営が重要視されています。
CSPI-EXPO2022では、国が推奨する業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)や人材不足解消、安全対策に関する最新の製品と基調講演が行われます。各社が提案する解決策を通じて、業界の生産性向上に寄与することが期待されています。
出展企業と製品の一部
出展企業には、キャタピラーや日立建機、コベルコ建機、コマツ、クボタ、ヤンマー建機など、業界で名の知られたメーカーが名を連ねます。また、測量機器の大手トプコンやニコン・トリンブル(サイテックジャパン)なども参加し、先端技術の展示を行います。特に、建設機械の遠隔操縦やドローン技術が注目されており、i-Constructionを支える新たなソリューションが紹介されます。
特別セミナー
展示会期間中には、各種セミナーが無料で開催されます。例えば、「国土交通省におけるインフラDX推進の取り組み」や、「ドローンによる測量・インフラ点検の課題や今後の可能性」など、業界のプロから最新情報を直接聞くチャンスです。このようなセミナーを通じて、専門知識を深められる貴重な機会となります。
具体的な取り組み
建機メーカーは、2030年までにSDGsや2050年のカーボンニュートラルを達成するために積極的に電動化を進めています。中小型電動ショベルや電動ダンプトラックなど、多様な電動機器がラインナップされます。
ドローンや自動運転技術の導入が加速し、建設現場における生産性を高める施策が実施されています。特に、リモートでの建機操作が進められ、作業員の負担を軽減しつつ、危険な作業からの解放を目指しています。
建機の遠隔操作には5G技術が活用される可能性があります。高速通信により、複雑な動きをする機械も遠隔で操作できる可能性が広がっています。
まとめ
第4回建設・測量生産性向上展は、業界の最新動向を知る絶好の機会です。未来の建設業を担う技術が一堂に集まるこのイベントは、業界関係者にとって見逃せないものとなるでしょう。ぜひこの機会を利用して、最新の情報をキャッチしましょう。