2024年7月20日、東京・丸の内の郵船ビルで行われた美術オークションが注目を集めました。このオークションでは、金山平三、松本竣介、山下菊二の作品が高額で落札され、業界関係者やアートファンの心を掴む結果となりました。
主催したのは、Shinwa Wise Holdings株式会社の子会社であるShinwa Auction。オークションの結果は、落札額合計が2億1,604万4,750円に達し、落札率は88.3%という驚異の数字を記録しました。この結果は、アート市場の活性化を示唆するものであり、特に今回のオークションは人気作が目白押しでした。
特に目を引いたのは、アニメ界からも人気を博している「もののけ姫」のセル画でした。LOT.88では、予想落札価格2万円〜5万円に対し、最終的に24万円で落札。この作品は特に、会場参加者やオンラインビッダーとの競りで激しい入札が繰り広げられ、開始価格1万5千円から短時間で20万円を突破しました。
さらに、LOT.94のセル画も注目の的でした。こちらは、予想が10万円〜20万円に対し、ハンマープライスは50万円に達しました。競争が激化し、開始価格8万5千円からの跳ね上がり様子に参加者全員が興奮を隠せない様子でした。
近代美術の代表作も例外ではありません。キース・ヘリングの「Pop Shop IV」では、落札予想価格150万円〜250万円に対し、330万円で落札されました。ストリートアートの明星として知られる彼の作品は、目を引く存在感を示しました。
また、金山平三や松本竣介に関しても大きな注目を浴びました。金山の「天気の日」は予想50万円〜80万円に対し175万円で、松本の「街」は50万円〜80万円の予想から210万円での落札となりました。これらの作品は、アートコレクターたちの間で特に事前に人気があり、上限を超えるスタート価格からスタートしました。
山下菊二の作品「戦争人間」も注目され、予想価格80万円〜120万円に対し、280万円で落札されました。ルポルタージュ絵画としてしっかりしたスタンスを持つ作品は、特に強い競争を生んでいました。
その他にも、レオナール・フジタの「横座りの猫」は、初めに960万円からスタートし、最終的に1,550万円で落札。平櫛田中の木彫り「二福神」も500万円に及ぶ高額落札となり、アート市場の勢いを感じさせる結果となりました。
次回のオークションは9月21日(土)に予定されています。美術品だけでなく、ワインや時計、宝石に関する無料査定や相談も行っていますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。
Shinwa Auctionでは、個人情報を厳守しつつ、美術品の売却が行えます。