次世代AIインフラストラクチャー、ASUSがGTC 2025で新製品を発表

ASUSの次世代AIインフラがGTC 2025でデビュー

2025年に行われたGTCで、ASUSが次世代AIインフラストラクチャー「ASUS AI POD」を公開しました。この新しい製品は、NVIDIAのGB300 NVL72プラットフォームを搭載し、企業が直面する大規模なAI課題に対応する先進的なソリューションを提供します。ASUSは、NTのダイヤモンドスポンサーとして技術革新をリードし、多数の受注を成功させており、業界における重要なマイルストーンとなっています。

NVIDIAプラットフォームの実力

ASUS AI PODは、NVIDIAの最先端GPUであるBlackwell Ultraを活用して、大幅なパフォーマンス向上を実現しています。具体的には、72個のNVIDIA Blackwell Ultra GPUと36個のGrace CPUを搭載し、最大40TBのRAMを提供します。この構成により、AIのトレーニングと推論の能力が格段に向上し、経済的かつ迅速なデータ処理が可能です。この結果、企業はAIの展開において、より効率的に作業を行えるようになります。

転換点となるインフラストラクチャー

AIインフラの進化は、NVIDIA Quantum-X800 InfiniBandやSpectrum-X Ethernetを使用した最適化されたネットワーキングによって支えられています。また、サーバーは100%液体冷却デザインにより、発熱に対する効果的な対処が行われています。これにより、ASUSのAI PODは、トレーニングや推論のための膨大なプロセッサー能力を効率的に活用することを可能にし、新しいAIの時代を切り開く力となります。

多様なAIサーバーのラインナップ

GTCでは、ASUSは新しいAIサーバーのフルラインナップも展示しました。この中には、NVIDIA B300 NVL16を搭載したASUS XA NB3I-E12や、NVIDIA H200を搭載したASUS ESC N8-E11Vなど、多様なニーズに応えられる製品が含まれています。これらのサーバーは、生成AIやエッジAIに対応し、ビデオ推論やエージェントAIのアプリケーションにおいても高いパフォーマンスを提供します。

エンタープライズ向けのシームレスなデプロイ

ASUSは、エンドツーエンドのAIソリューションを提供し、ハードウェアとクラウドアプリケーションの統合によって、市場投入までの時間を短縮する取り組みを行っています。NVIDIA AI EnterpriseやNVIDIA Omniverseプラットフォームとの連携により、高度なソフトウェアサービスも実現しており、業界全体でのAI採用を促進する役割を果たしています。

さまざまな分野での活用可能性

ASUSは、AIの需要が高まる中、企業が直面する様々なデータ関連の課題解決に向けた強力なAIインフラを提供しています。新しいAI SUPERコンピュータ、ASUS Ascent GX10は、要求の厳しいワークロードに対応しつつ、1000 AI TOPSの性能を誇ります。これにより、データサイエンティストやAI研究者のニーズにも確実に応えることが可能です。

未来への期待

ASUSは、1995年から積み重ねてきた技術力を活かしながら、AIインフラストラクチャーにおける卓越性の達成に向けた取り組みを強化しています。顧客に対しては、パフォーマンスと信頼性を兼ね備えたソリューションを提供し、スケーラビリティを高めながら市場投入までの期間を短縮することを約束しています。このように、ASUSは真の意味でのAIの進化を推進し、人々の生活を豊かにする製品を展開していくことでしょう。