東京都ビジネスサービスが「心のバリアフリー」好事例企業に認定
東京都ビジネスサービス株式会社が、令和4年度の東京都「心のバリアフリー」好事例企業として認定を受けました。この認定は、企業が様々な心身の特性を持つ人々を尊重し、理解し合うための優れた取り組みを行っていることを示します。
「心のバリアフリー」とは?
「心のバリアフリー」とは、すべての人々が互いに理解を深め、コミュニケーションを取り合い、支え合うことを目指す考え方です。この取り組みは、「ユニバーサルデザイン2020行動計画」の一環であり、東京都はこの理念の普及を進めています。特に、先進性や効果のある取り組みを行う企業を「心のバリアフリー」好事例企業として表彰しています。
東京都ビジネスサービスの取り組み
今回の認定を受けた企業の取り組みは、以下の3つのポイントに分けられます。
1. 障がいのある社員の活躍を支える環境整備
同社には、身体的、精神的、知的な障がいを持つ社員が多く在籍しており、それぞれの特性に応じた配慮を行っています。特に、定期的な面談を通じて社員の状況を確認し、安定した就業を支える体制を整えています。また、キャリアパス制度を設け、リーダーや正社員への登用機会を提供することで、社員がよりやりがいを持って働ける環境を作り上げています。
2. 社内のDE&I(多様性、公平性、包括性)推進
定期的な社内研修を通じて、障がいに対する理解を深め、社内での共働を促進しています。研修内容は部門ごとに工夫されており、効果的な内容が提供されています。また、インフォーマルな場においても、eスポーツを通じた社員の交流を促進する「eスポーツ部」を結成し、障がいの有無にかかわらず、多様な社員が協力し合う文化を醸成しています。
3. 障がい者の活躍に向けた社会的気運の醸成
同社は、社内のノウハウを生かして、障がい者雇用に関する情報を積極的に発信しています。外部向けに無料セミナーやメールマガジンを通じて情報を提供し、企業の障がい者雇用の促進に貢献しています。また、NPO法人と連携して、障がい者が関わった商品を販売するECサイト「まるんと」を運営し、社会的な認知度を高めています。さらに、合理的配慮を学ぶためのボードゲーム「ズバリ 気配り アニマッチ」を開発し、障がい理解の促進に寄与しています。
会社について
東京都ビジネスサービス株式会社は、1986年に設立され、障がい者雇用やBPOサービス、ITサポートなどを手がける企業です。東京都江東区に本社を構えており、代表は根津史明氏です。同社は、これまでの経験をもとに、今後も「心のバリアフリー」の理念を推進し、障がい者の活躍を支援する取り組みを強化していく考えです。
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