中古バイク市場の価格高騰
2022-06-16 14:40:53
コロナ影響と中古バイク市場の価格高騰に迫る!未来動向を考察
コロナと中古バイク市場の変化
2020年に始まった新型コロナウィルスの影響で私たちの生活は一変しました。その中でも、バイク業界は意外な変化を見せています。2022年に入っても、コロナの影響で中古バイクの価格が高騰し続けており、今後の市場動向が注目されています。今回は、その理由とともに過去10年間のオークション相場を振り返り、中古バイク市場の現状を詳しく解説していきます。
新車出荷台数の増加
バイクの新車出荷台数は2021年に37万8720台と、前年比で15.3%の増加を記録しました。これは新型コロナウィルスによる影響を受けながらも、徐々に持ち直してきた証と言えるでしょう。一方、コロナ渦にあった2020年からのオークション相場は上昇を続けています。具体的に、2020年の中古バイクの平均価格181,187円から、2021年には237,352円へと56,165円も上昇しました。新車の供給が追いついても、中古価格は安定することなく上昇を続けています。
中古バイク需要増加の背景
ライダーの意識の変化
ライダーに対する意識調査から、コロナ禍でバイクを移動手段として選択する人が増加したことがわかります。三密を避けるための「安全な移動手段」としてバイクがクローズアップされ、人気が高まりました。さらに、ソロツーリングという、一人で楽しめる娯楽の需要が増え、ライフスタイルの見直しも影響しています。
一人で楽しむ趣味としてのバイク
新型コロナで自宅での過ごし方を模索する人々が増える中、自宅での趣味探索も活発になりました。その中で、YouTubeなどのプラットフォームでバイクやアウトドアに関する情報が充実し、多くの人にバイクへの興味を持たせる要因となりました。特に、一人旅や旧車の魅力が再認識され、動画視聴を通じて知識を深めたライダーが増えています。これは、バイク市場全体の需要増加にも寄与していると考えられます。
中古バイクの供給に関する懸念
中古バイク市場の価格上昇が続く中、需要が増える一方で、供給が追いつかない状況が続いているのも事実です。年数の経過と共に良質な中古車の数は減少し、経年劣化が進むため、状態の良いバイクが増えることは難しい状況です。また、整備にコストがかかるため、希少価値が上がり価格がさらに高騰する可能性もあります。
直近のデータによれば、2022年の春に一時的な価格の落ち着きが見られたものの、バイクシーズンが始まるにつれて需要が再び増加し、価格は安定した状態を保っています。円安による海外向け輸出も影響しており、活発な市場はしばらく続く見込みです。
未来における中古バイク市場の展望
これからの中古バイク市場は、コロナの影響によりますます注目を浴びることでしょう。一人でも楽しめる趣味としての特性を持つバイクは、高い需要から価格が上昇し続けると予測されます。市場での希少性や経年劣化の影響で、中古バイクの価格は今後も緩やかに上昇していくと考えざるを得ません。
バイクの価格動向はこれからの我々のニーズや社会情勢に大きく依存しているため、常に注視していく必要があります。特にこの変化の中で、ライダーがどのようにバイクと向き合い、次の時代を切り開いていくかが期待されます。
会社情報
- 会社名
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株式会社バイク王&カンパニー
- 住所
- 東京都世田谷区若林3丁目15−4
- 電話番号
-
03-6803-8811