大田ケア訪問看護ステーションの革新
2025年7月、東京都大田区に位置する
大田ケア訪問看護ステーションは、業務の効率化と職員の負担軽減を目指して
ケアプランデータ連携システム(通称:ケアプー)を新たに導入しました。このシステムは、居宅介護支援事業所と介護サービス事業所間での情報共有をスムーズにし、従来のアナログな方法からデジタル化を実現します。
業務効率化がもたらすメリット
従来、介護サービス業界では、ケアプランや利用票、提供票が手書きのFAXや郵送でやり取りされており、これが職員にとって大きな負担となっていました。その結果、受け取ったデータの転記作業や誤記のリスクが高まる一因でもありました。しかし、今回導入された「ケアプランデータ連携システム」を活用すれば、安全にそして効率的に情報をオンラインで送受信できるようになります。
システム導入による具体的な効果
- - 手作業・転記の削減: ケアプランの情報が自動的に連携されるため、人為的なミスが減ります。
- - 作業時間短縮: 書類作成や確認作業が減り、その分職員が患者へのサービスに注力できるようになります。
- - 心理的負担の軽減: 繁雑な事務作業から解放されることで、職員のストレスが軽減され、労働環境が向上します。
- - ガバナンスの強化: 情報管理の質が向上し、より良い介護サービスの提供が可能になります。
システムを利用するには、送信側と受信側の両方がシステムを導入する必要がありますが、自治体からの導入支援補助金も用意されているため、負担を軽減できます。
フリーパスキャンペーンでお得に導入
さらに、国保中央会が実施する「フリーパスキャンペーン」によって、通常21,000円のライセンス料が1年間無料となる特典が提供されています。このキャンペーンは2025年6月1日から始まり、初期投資を抑えつつ、多くの事業所が新システムを試してみる良い機会となります。詳細は
こちらから確認できます。
将来的なビジョン: 介護情報基盤との統合
さらに、厚生労働省は2025年6月30日に、既存のケアプランデータ連携システムを
「介護情報基盤」へ統合する方針を正式に発表しました。この新しい基盤の導入により、事業所、施設、医療機関、自治体、利用者などが必要な情報にアクセスできる環境を整え、業務のデジタル化がさらに進むことが期待されています。
統合によって、操作が簡素化され、全国の自治体で順次運用が開始される予定です。2028年4月までに全国での展開を目指しています。これは、紙ベースの業務からの脱却を促進し、介護業界の質を大きく向上させるでしょう。
まとめ
大田ケア訪問看護ステーションは、業務のICT化を積極的に進め、より良い介護サービスを提供するために努めています。職員が働きやすい環境を作り上げ、利用者に対しても質の高いサービスを提供する姿勢が、今後の業界のモデルとなることが期待されます。
ステーション概要
- - 名称: 大田ケア訪問看護ステーション
- - 事業内容: 訪問看護、訪問リハビリ
- - URL: otacare.com
- - 所在地: 東京都大田区鵜の木3-11-3 メゾンビラ鵜の木1F
- - 営業時間: 8時45分~17時45分