近鉄電車で朝採れイチジクを即日販売する新たな試み

近鉄電車で届ける河南町の新鮮イチジク

近鉄電車での貨客混載輸送による、河南町の魅力を発信する取り組みが今年も始まりました。今年は８月２９日から１０月中旬までの毎週金曜日に、河南町特産の朝採れイチジクが大阪のあべのハルカス近鉄本店内「ハルチカマルシェ」で即日販売されます。このプロジェクトは、昨年から続いているもので、河南町の特性を生かした鮮度抜群のイチジクを提供することを目的としています。

日本のイチジクの生産量は全国で第三位を誇る大阪府。その中でも河南町は、イチジクの生産地として知られています。一般的にイチジクは、果肉が柔らかく鮮度が落ちやすいため、未熟な状態で収穫されることが多いのですが、河南町で販売されるイチジクは完熟してから収穫されます。この点が品質の高さを引き立てています。

河内町の道の駅では、農家が力を入れて育てたイチジクが販売されています。農家の方々は、一つ一つの実を丁寧に育て、最高の状態で出荷できるよう努力しています。そのため、そのまま食べても美味しいだけでなく、スイーツやサラダへの利用も楽しめます。

近鉄電車の活用

この取り組みでは近鉄電車を活用した貨客混載輸送が行われ、新鮮なイチジクを古市駅から大阪阿部野橋駅まで運びます。輸送には温度管理が施されており、イチジクの鮮度が保たれた状態で販売されることが大きな特徴です。これによって消費者は、運ばれたその日の朝に収穫されたイチジクを手に入れることが可能となります。

イチジクの販売価格は750円（税込）。買い手にとっては、非常にお得にフレッシュなイチジクが楽しめる機会となるでしょう。加えて、このプロジェクトは二酸化炭素の排出量削減やドライバー不足に対処する社会的な施策としても注目されています。

河南町の魅力

河南町の森田町長は、「私たちのイチジクは、農家が丁寧に育てた自慢の果物です。昨年の取り組みも好評だったので、今年も実施することにしました。」とコメントしています。河南町は大都市近郊に位置し、地域の農業も盛んです。イチジクに限らず、様々な新鮮な野菜や果物が育てられ、この地域の農産物は高い評価を受けています。

この機会に、あべのハルカスでの即日販売を通じて、河南町の特産品に触れてみてください。美味しいイチジクとその背後にある農家の努力を感じることで、一層の味わいが深まることでしょう。