株式会社城南製作所が自信を持って開発した自動追従運搬車「Folloone(フォローン)」は、業界に新しい風を吹き込む革新技術です。2024年10月9日から11日まで、千葉県幕張メッセで開催される第14回農業WEEKにて、熱い注目を浴びることでしょう。この運搬車は、特に果樹農業における高齢化と人手不足という深刻な問題を解決する目的で設計されています。これにより、作業の効率を2倍に引き上げ、身体的な負荷を大きく軽減することが期待されています。
フォローンの名は「Follow(追従)」と「Drone(小型無人車両)」を掛け合わせたもので、前にいる作業者を感知し、その後を自動で追従します。この機能により、農作業における重い荷物の運搬が大幅に楽になり、特に高齢の農業従事者や女性でも簡単に操作できるよう設計されています。実際には、ボタン一つで自動追従モードが起動し、最大150kgの荷物を積んで後方をピッタリと追従することが可能です。
また、特許出願中の先進的なセンシング技術によって、高速での応答性と安全性が両立されており、作業に適した距離と速度での追従が実現しました。これにより、収穫物の持ち運びが劇的に効率化され、作業にかかる時間や身体的な負担が大幅に削減されます。長野県工業技術総合センターとの共同研究では、フォローンを活用した果樹の収穫作業で身体的負担が半減したとも確認されています。これにより「従来の2人作業を1人で」「同じ時間で2倍の作業量をこなせる」仕組みが実現しました。
展示会では、小型デモ機と量産コンセプトモデルの2種を展示し、来場者にその驚くべき追従機能を実際に体験してもらう予定です。狭い圃場内でも自在に動き回るフォローンのパフォーマンスをぜひ目の前で目撃してください。また、アンケートに答えることでオリジナルグッズも手に入るチャンスがあります。
ブースは8ホールの5-53に位置し、参加希望者は無料で登録可能です。フォローンに興味がある農家や販売代理店の方は、ぜひ会社の展示ブースにお立ち寄りの上、詳しい説明を聞いてみてください。現段階でフォローンは開発中ですが、試験導入や取り扱いに関心のある方は、展示会ブース内のスタッフか、事業企画部へのメールでお問い合わせをお待ちしています。
自動車部品に関し1946年に設立された株式会社城南製作所は、全国に3拠点、海外に6拠点を展開し、厳しい環境に耐える製品を手掛けています。この経験を活かしてより身近な農業の課題解決に貢献したいと考え、フォローンの開発をスタートしました。農業界に新たな可能性を提供するこの運搬車が、どのように農業の未来を切り拓くか、ぜひご注目ください。