ポコラート世界展「偶然と、必然と、」
アーツ千代田 3331で開催中の展覧会、ポコラート世界展「偶然と、必然と、」では、障害の有無にかかわらず、アーティストたちの生の表現が注目されています。2021年7月16日から9月5日までの会期中、この展覧会の作品の一部がフランス・パリのポンピドゥ・センターに収蔵されることが決定しました。これにより、来場者は国内での貴重な展示機会を逃すことなく、作品を目にすることができるのです。
展示内容や関連イベント
本展では、アール・ブリュットの非営利研究機関「abcdコレクション」の作品が数多く出展されており、同コレクションの一部がポンピドゥ・センターに収蔵されるという嬉しいニュースも伝えられました。これに伴い、展示終了後には、これらの作品が国内ではほとんど見ることができなくなるため、ポコラート世界展での鑑賞がいかに貴重であるかがわかります。
さらに、特設サイトでは、展示作品に関する詳細な情報や関連企画が紹介されています。計7本のイベントが予定され、上映会やトーク、キュレーターツアーなど、多彩なプログラムが行われます。これらの情報は、特設サイトやアーツ千代田のSNSからもアクセス可能です。
3DVRによるオンライン鑑賞
新型コロナウイルスの影響を受け、遠方の方々に向けて3DVRを用いたオンライン鑑賞も実施されます。このサービスにより、まるで会場にいるような体験が可能になり、さらにキュレーターの解説ビデオも楽しむことができます。6月末からの2ヶ月間、400円でチケット購入後、閲覧ができます。
作品ガイドや図録も充実
展覧会に来場される方には、全20ページのフルカラーガイドブックが無料で配布されています。このガイドブックは、子どもでも大人でも理解しやすい内容になっており、ポコラート世界展の魅力をより深く知ることができます。また、全288ページにわたる展覧会図録も発売され、作品がフルカラーで掲載されています。ここには世界22ヵ国からの50名の作家による200点を超える創作物が収録されており、その内容は多岐にわたり、視覚芸術の新たな地平を体験できる貴重な一冊です。
イベントスケジュール
今後のイベントスケジュールとして、以下の企画が予定されています:
- - 作家の創作に寄り添うトーク(7月17日)
- - 一人の作家に寄り添う話(7月30日)
- - 映画上映会「ミリキタニの猫《特別篇》」(8月14日、15日)
- - ドキュメンタリー上映のトーク(8月21日、22日)
これらのイベントはオンラインでも視聴できるため、遠方にいる方にも特別な体験を提供します。
最後に、ポコラート世界展に関する詳細情報は、特設サイト(https://pocorart.3331.jp/world2021/)に掲載されています。ぜひお見逃しなく!