オージーフーズがAI社長を導入し食品業界のデジタル化を加速

株式会社オージーフーズは、食品業界におけるデジタル化を推進するために、株式会社THAが提供する「AI社長」を導入し、企業オリジナルAI「オージーフーズAI」を開発しました。本記事では、オージーフーズの背景やAI社長の導入目的、期待される効果について詳しく見ていきます。

株式会社オージーフーズの紹介

オージーフーズは、日本全国に500以上の食品メーカーや生産者との仕入れネットワークを持つ食品商社です。1989年の創業以来、食品の企画や品質管理、物流までをトータルでサポートし、特に大手通販企業向けに15,000件を超える食品表示チェックを行っています。自社スタジオを有し、フードコーディネーターによる撮影や物流網を活用した配送の提供も行っており、まさに食品流通のトータルソリューションを実現しています。

AI社長導入の背景と目的

オージーフーズでは、これまで手作業や社員の経験に依存する部分が多く、社内のノウハウの共有が課題とされていました。社員が効率的に情報を共有し、新人からベテランまでスキルを向上させる必要性が高まる中、長年蓄積したデータを活用することが急務でした。そこで「AI社長」の導入が決定されました。

主な効果

- 業務の標準化と効率化: 日常業務に必要な手順をAIが即座に参照し、社員がLINEやChatworkで気軽に質問することで迅速な回答が得られるようになります。
- スキル向上とデジタル化推進: AIが過去の事例や品質管理に関する情報を提供することで、社員に必要な知識を提供します。
- 業務負担の軽減: 煩雑な問い合わせへの対応をAIが担うことで、社員はコア業務に専念できる環境が整います。
- 新人教育の強化: AIが会社の理念や社長の想いを伝え、新入社員が安心して学べる体制を確立します。

AI社長の特長

「AI社長」は、従業員がいつでも質問できる24時間対応のバーチャル相談窓口です。社員は慣れ親しんだコミュニケーションツールを使い、必要な情報やアドバイスを瞬時に得ることができます。さらに、業界特有の用語やノウハウにも対応したカスタマイズが可能です。

代表のコメント

オージーフーズの代表取締役、高橋徹氏は、「私たちは“食”を通じて多くの人々に貢献することを目指しています。AI社長を導入することで理念を社員に伝え、業務の効率化と社員の成長に繋がることを期待しています」と述べています。また、THAの代表取締役、西山朝子氏は、「オージーフーズの情熱や社内教育に対する取り組みがAI社長を通じて社員の日常業務に生きることを願っています」とコメントしています。

このように、オージーフーズはAIを活用した業務改革に取り組み、食品業界のさらなる発展を目指しています。今後、どのような成果が現れるのか注目が集まります。