結婚相談所業界の成長とIBJのフランチャイズ展開について

結婚相談所の現状とIBJの躍進

近年、婚活業界は急速に成長しており、その中心にあるのが株式会社IBJです。この会社は、2024年3月末時点で加盟結婚相談所数が4,151社に達し、フランチャイズ加盟店舗数ランキングで4位を記録しました。これは一昨年に比べて、1,000店舗以上の増加を示しており、婚活サービスの需要が高まっていることを表しています。

婚活市場の拡大と成婚数の増加

IBJは、国内最多の成婚数を誇る企業として知られています。同社は、結婚相談所事業を通じてより多くのカップルを結婚に導くことを目指しています。2022年のデータによれば、婚姻者のうち15.4％が婚活サービスを利用しており、その中で結婚相談所を通じて結婚した人の割合は2.8％でした。このように、マッチングアプリの普及により、婚活に対する関心が高まっています。

特に、結婚相談所は若い世代や真剣な婚活希望者に選ばれる傾向があります。しかし、利用者の増加に対し、仲人カウンセラーの数は依然として不足している状況です。特に都市部では、20代の人口が減少していることから、出会いの機会が減少し、結婚相談所の利用が促進されています。このような背景から、婚活サービスの重要性が増しています。

結婚相談所を通じた結婚カップルの増加

日本の人口減少が深刻な問題となる中、IBJは結婚カップルを増やすことで、この問題の解決にも貢献しようとしています。成婚数を増やすためには、仲人カウンセラーの数を増やすことが急務です。IBJでは、加盟相談所が充実したサポートを提供できるよう、18年以上の経験を踏まえたノウハウを継続的に展開しています。

新たな事業参入の動き

最近の調査によると、結婚相談所の開業者の79.9％は個人としての運営者です。一方、法人としての新規事業参入も増えており、結婚相談所を開業する企業が増加しています。特に、旅行、ホテル、ブライダル関連の事業を行う企業が、本業と並行して結婚相談所を運営するケースが多いです。これに加え、飲食業界や保険、教育、健康分野に関連する企業も婚活事業への参入が予想されており、今後の婚活市場の多様化が期待されます。

副業の拡大とIBJの取り組み

昨今の副業ブームも影響し、結婚相談所を開業する人が増えている中、IBJは質の高いサービスを維持するために努めています。同社は、加盟相談所とともに「ご縁がある皆様の幸せ」を育むことを目指し、状況に応じた柔軟なサポートを提供しています。IBJは単なるマッチングの場を超えて、婚活を通じたトータルサポートの提供に取り組んでいます。