新たな日本の美「石世絵」の誕生
かつて名画が絹や紙の上に描かれていた時代に思いを馳せながら、その美が現代に蘇る。「石世絵(いしよえ)」と名付けられたこの新たな芸術表現は、株式会社めのやが手掛けるもので、2025年5月23日(金)にデビューが予定されている。
「石世絵」とは?
「石世絵」とは、日本の伝統的な美意識を基に、現代の技術を融合させた革新的な芸術スタイルだ。日本人の心には、移ろいの中に美を見出し、自然と共にある感性が培われてきた。古くからの名作の姿が、透き通る人工水晶の中に再生し、時を超えて多くの人々の心に響く。本プロジェクトでは、使用するすべての素材、加工、仕上げにこだわり、完全な「日本国産」を掲げる。
特に伝統工芸や日本文化への国際的な関心が高まる中、「石世絵」はその重要な交差点に立ち、国内外のアート市場への展開も視野に入れている。
石世絵 第一作 三景
この新しい芸術スタイルの第一作として発表されるのは、以下の三点だ。
- - 冨嶽三十六景〜神奈川沖浪裏〜 (作者:葛飾北斎)
- - 風神雷神図屏風〜風神〜 (作者:尾形光琳)
- - 風神雷神図屏風〜雷神〜 (作者:尾形光琳)
これらの作品は、使用されている日本産の人工水晶とともに、精巧に彫刻された絵画として新たに生まれ変わった。
日本の技術による魅力
「石世絵」の制作に使用される人工水晶は、通常の水晶が自然界で生成されるまで数百万年を要するのに対して、オートクレーブ技術により数ヶ月で結晶化させたものだ。この製品には、特に光学性能に優れた高純度の日本産人工水晶が用いられている。
さらに、人工水晶へのレーザー彫刻はこれまでも難易度が高く評価されてきたが、日本の技術力と革新によって、その壁を打破した。内部へのレーザー彫刻により、浮き上がる立体感を出し、絵画を新しい次元で体験できるようになった。
特製の木匣
石世絵には、国産の天然杉を使用した特製の木匣が付属する。この木匣は水晶を守りながら、その美を引き立てる特殊設計が施されている。天然杉の香りも楽しむことができ、作品を引き立てる役割を果たしている。
商品概要
- 水晶板: 日本産人工水晶
- 外装材(木箱): 日本産天然杉
- 内装材: 日本産ポリエチレンフォーム
- 水晶板本体: 105mm×74mm×5mm
- 木箱: 130mm×100mm×22.5mm
販売詳細
「石世絵」は、2025年5月23日(金)に東京ソラマチ店で先行販売され、その後公式通販サイトでも受注販売が開始される予定だ。特設サイトではさらに詳細な情報や画像も提供される。
会社概要
株式会社めのやは、1901年に創業された伝統ある企業で、島根県松江市に本社を持っています。全店舗は直営で、現在35店舗を展開しています。直営店舗とともに、公式通販サイトでも製品を購入することができます。
「石世絵」は、現代において日本の伝統美を再評価し、新たに生まれたアートの形だ。美術や工芸に興味がある方は、ぜひ注目してほしい。