サントリーと東京都の新たなコラボレーション
東京都が推進する「東京グリーンビズ」のコラボレーションパートナーとして、サントリーホールディングス(株)が選ばれたことが発表されました。この取り組みは、東京を「自然と調和した持続可能な都市」へと進化させることを目指しています。
「東京グリーンビズ」とは、東京都が昨年の7月から進めているプロジェクトです。これは、100年先を見据えて都民やさまざまな団体と協力しながら、東京の緑を高め、その価値を継承していくという理念に基づいています。
サントリーは、東京都を含む16の都府県で「サントリー 天然水の森」活動を通じて、地域社会の発展と環境保全に貢献しています。この活動は自然環境の持続可能な利用を目指し、自治体や民間企業と連携して長期計画の策定を進めています。そして、この方針は「東京グリーンビズ」の目指すものと非常に高い親和性を持つため、コラボレーションパートナーに選定されたのです。
昨年5月、サントリーと東京都は環境保全に関する包括連携協定を結び、今後の具体的な取り組みとして「生物多様性」「資源循環」「気候変動・エネルギー」の3つの分野で活動を行います。具体的には、すでに都内の4カ所で森林整備を行い、都庁に設置される自動販売機を通じた「ボトルtoボトル」リサイクル活動や、次世代向けの環境教育「水育」、そして東京都が主催する自然体験プログラムなどの啓発活動の連携を開始しています。
この協力の目的は、持続可能な社会の実現に向けて具体的なアクションを取ることです。サントリーグループは、「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命の輝き』をめざす」とのパーパスを掲げ、創業以来持続可能な社会を志向してきました。
このような背景を持つサントリーは、今後も「水」「温室効果ガス(GHG)」「容器・包装」という3つのテーマを通じて環境保全に取り組み、「サントリー環境目標2030」を掲げて様々な施策を推進します。また、国際的な社会課題に対しても、グループ全体で取り組んでいく姿勢を示しています。
このコラボレーションは、東京都の環境保全への熱意とサントリーの持続可能性への取り組みを掛け合わせ、多くの人々に影響を与えることでしょう。地域社会の協力を得ながら、自然との共生を追求していく未来が期待されます。
市民や企業が共に手を取り合い、持続可能な社会を実現するための一歩を踏み出したこのプロジェクトに、注目が集まります。今後の取り組みにもご期待ください。