NIPPONIA HOTEL 大洲城下町、サステナブルな旅アワードで準大賞受賞

NIPPONIA HOTEL 大洲城下町が誇る観光の新たな形

愛媛県大洲市に位置する「NIPPONIA HOTEL 大洲城下町」が、観光庁主催の「第2回サステナブルな旅アワード」において準大賞を受賞しました。この受賞は、当ホテルが参画する「OZU STORIES｜大洲城下町再生の物語」の一環としての活動が評価された結果です。

サステナブルな旅アワードとは

このアワードは、持続可能な観光を増進するために創設されたもので、昨今の海外におけるサステナブル志向の高まりを背景に、日本でもその必要性が広まってきています。観光庁は、このアワードを通じて持続可能な旅行商品を普及させ、旅行者に魅力的な選択肢を提供することを目指しています。

NIPPONIA HOTEL 大洲城下町の取り組み

「NIPPONIA HOTEL 大洲城下町」は、歴史的建造物が点在する大洲市で生まれた分散型ホテルです。この地域は、大洲城や国の重要文化財に指定された明治期の貴重な建物が残り、歴史的な雰囲気を漂わせています。しかし、近年の人口減少により空き家が増え、文化の消失が懸念されていました。そこで、地域事業者や大洲市と連携し、建物の修復や再生に取り組んでいます。

2020年に7棟11室から始まった本ホテルは、計26棟31室まで増床を果たし、現在では国内最大規模の分散型ホテルとして運営されています。この取り組みは、2021グッドデザイン賞の受賞や「世界の持続可能な観光地2022年TOP100選」への入選など、多くの評価を得ています。

OZU STORIESの特色

受賞の背景にある「OZU STORIES」は、大洲市でのサステナブルなツーリズムの実現を目的としたプログラムです。このツアーでは、取り壊しが検討されていた歴史的建物が、ホテルやカフェとして再生されたことに焦点を当てています。また、参加者は地元の案内人である“紡ぎびと”と共に、大洲のまちづくりを深く体験する機会を得られます。

2024年度からは、訪日外国人観光客を対称に年間45件、500名を見込んでツアーが行われる予定です。特別な体験を通じて大洲の歴史的な魅力を知って頂ける機会となることでしょう。

評価されたポイント

「サステナブルな旅アワード」での評価ポイントとして、ツアーの収益の一部を地域のボランティア団体に寄付する仕組みの導入や、大洲市に対する関心を高める効果が挙げられました。地域住民向けにツアーを実施することで、まちづくりへの関与を促進し、地域のガイド育成にも寄与することが期待されています。

この受賞は、NIPPONIA HOTEL 大洲城下町と一般社団法人キタ・マネジメントが共に進めているまちづくり活動の一部であり、地域の再生と活性化に向けた努力が結実した結果です。