株式会社スナックレモネードがCEDEC2024で新提案
株式会社スナックレモネードは、2024年に開催された日本最大級のゲーム開発者向けカンファレンスCEDEC2024に登壇し、エフェクチュエーション理論を用いたプロジェクトマネジメントの新たな手法について議論しました。このセッションは、8月21日から23日までパシフィコ横浜ノースで行われ、80名以上の参加者が集まりました。
エフェクチュエーション理論の導入
登壇者としては、株式会社スナックレモネードの代表取締役社長である谷口千鶴氏、プロジェクトデザイナーの柏木誠氏、さらには神戸大学の吉田満梨准教授が登場しました。彼らは60分間のリレー形式で、エフェクチュエーション理論と呼ばれる最新のプロジェクトマネジメントアプローチを紹介しました。
セッションの内容は多岐にわたります。
- - はじめに(柏木氏+谷口氏):エフェクチュエーションの概要を解説。
- - エフェクチュエーションの理論について(吉田満梨氏):事前に収録された動画で理論を説明。
- - 具体的な事例(谷口氏):理論を実際に導入したケースを紹介。
- - プロジェクトマネジメントのアップデート(柏木氏):新たなアプローチによるプロジェクト運営方法を提案。
- - まとめと質疑応答(柏木氏+谷口氏):参加者からの質問に答える場面もありました。
ゲーム業界での新たなアプローチ
エフェクチュエーション理論は基本的に、現有のリソースを駆使し、不確実性が伴う状況下でも成功を目指すアプローチです。この理論はアメリカで生まれたもので、ゲーム業界ではあまり馴染みのない概念かもしれません。しかし、参加者たちは「この考え方を取り入れることで、プロジェクトがより創造的で楽しいものになる」と感じ、賛同の声を上げました。
セッション終了後には、「Ask the Speaker」セッションも行われ、参加者はエフェクチュエーション理論の具体的な実践方法についてのディスカッションを重ねました。この場では、「できることからすぐにアクションを起こす」といった原則に基づいて、参加者たちは新たなコミュニティを結成し、共に学び合う勉強会を開催することを決定しました。
スナックレモネードは今後もエフェクチュエーション理論の普及を目指し、様々な業界に向けた情報発信を行うことを表明しています。興味のある方は、公式ウェブサイトや関連リンクをチェックしてみてください。エフェクチュエーション理論の原則が実際にどのようにビジネスに応用されるか、その実践事例を知ることができるかもしれません。
お問い合わせ先
株式会社スナックレモネード
Email:
[email protected]
公式サイト:
snack-lemonade.com
CEDEC2024において新たな知見を得られたこのセッションは、今後のゲーム開発やプロジェクトマネジメントにおいて新たな可能性を切り開くきっかけとなることでしょう。