ベルトラが美容医療とウェルネス体験を本格化
日本のオンライン旅行会社、ベルトラ株式会社は、マレーシアの美容・ウェルネスプラットフォーム『トランベリア(Trambellir)』と提携を結んだことを発表しました。この提携により、ベルトラの顧客は海外旅行の際に、高品質な美容医療やウェルネス体験を安心して予約できるようになります。これまで観光ツアーやアクティビティを中心としたサービスを提供してきたベルトラが、心身の自己投資に重きを置く新たな体験を提供するための一歩です。
提携の背景
最近の旅行者のニーズは変化しており、特にコロナ禍以降、心身の健康意識が高まっています。旅行の目的も、観光から美容医療やウェルネスへと広がっています。ベルトラは約1年前に韓国で美容トリートメントの試験販売を始めたところ、大きな反響があったため、今回の独占契約を決定しました。これにより、ベルトラは高品質な体験を届けられる能力を更に強化します。
トランベリアの信頼性
トランベリアは、美容や健康に特化したプラットフォームとして、厳格な掲載基準を設け、クリニックの品質や衛生状態を徹底的にチェックしています。このため、顧客は安心してサービスを利用できます。ベルトラのプラットフォームからは、旅行アクティビティと同様に、直感的に美容医療やウェルネス体験を検索し、予約できるようになります。そして、医療関連の疑問に関しても、トランベリアの専門スタッフがサポートします。これにより、旅行計画の初期段階から施術後のフォローまで、一貫したサポートを提供します。
今後の展望
ベルトラは、韓国での実績をもとに、美容医療やウェルネス体験を日本国内外で拡大していく予定です。初期段階では、軽微な美容トリートメントやホワイトニングなどを提供し、次第に審美歯科や人間ドック(健康診断)、毛髪移植など、多様なサービスへと発展させていく考えです。この新たな取り組みにより、旅行者は単に観光するだけでなく、心身を美しく整えるための経験を積むことができるようになります。
各社のコメント
ベルトラの代表取締役社長である二木渉は、「旅行者が求める体験が変化している中で、トランベリアとの提携は非常に意義深い」と語ります。彼は、韓国での試験販売の成果を新たなビジネスの基盤として活用し、旅先での自己投資という新しい価値を提供することに期待を寄せています。
一方、トランベリアの共同創業者兼CEOの飯塚崇も、「ベルトラとの協業は医療ツーリズムの民主化に貢献し、高い信頼性を持つサービスを日本市場に提供できることに感謝している」とコメントしています。
トランベリアとベルトラの紹介
トランベリアは、クアラルンプールに本社を置く医療・美容・ウェルネス体験予約プラットフォームであり、世界中で医療ツーリズムを促進するビジョンを持っています。一方、ベルトラは、国内外の多様な体験を提供する旅行会社として、オンラインおよびオフラインで豊かな体験を提供しています。今後も両社は協力し、新たな旅行のスタイルを提案していくことでしょう。