若手芸術家支援演奏会
2020-08-06 14:30:01

さだまさしがゲスト出演!若手芸術家支援の特別演奏会が東京藝大で開催

東京都内で新たな芸術の形を発信する演奏会



東京藝術大学(以下、藝大)で行われた「和樹の部屋特別篇」は、若手芸術家たちによる新しいタイプの演奏会として注目を集めました。このイベントには、東京藝大客員教授に就任したばかりのさだまさしさんがゲストとして参加。コロナ禍でうまく活動できないアーティストたちに対するメッセージが込められていました。

限定67名の新しいカタチ



この演奏会は、1100名収容可能な奏楽堂で行われ、観客数は67名に制限されました。この制限された中で、舞台は音楽だけでなく、美術やアニメーションとのコラボレーションが展開されました。特に、観客の座席には過去の巨匠たちの自画像が設置され、芸術の歴史と未来の若手芸術家たちをつなぐ重要な要素となりました。

自画像の意味



自画像は、芸術家が若き日の自分を描くことで未来への希望や不安を表現しています。明治から令和までの時代を反映したこれらの作品は、コロナ禍での困難に直面している若手芸術家にとって、励ましの象徴となりました。特に青木繁や佐伯祐三といった巨匠たちの自画像が前列を飾り、参加者はその重みを感じ取りました。

アニメーションとゲーム展示



演奏の途中には、村田朋泰さんが監督したアニメーション「天までとどけ」が上映され、さらに大学院映像研究科の修了生が制作したゲーム「マイ・エクササイズ」も展示されました。このようなプログラムは、観客に新しい体験を提供し、音楽と他の芸術形態が融合することの可能性を示しました。

職員とアーティストのコラボレーション



本イベントの総合プロデューサーは学長特命の箭内道彦教授が務め、関与した多くの教員が企画制作に参加。観客は陽気に楽しみながら、他の出展も見て回ることができ、その新しい形のコンサートに感銘を受けた様子でした。

アートへの思い



澤和樹学長は、若手芸術家たちへの支援の必要性を強調し、経済的な不安の中でも新しい作品への挑戦を後押ししたいと語りました。また、さだまさし氏も音楽の力が人々に勇気を与えることを訴え、芸術が持つ重要性についての考えを示しました。

若手芸術家支援基金



藝大では2020年に「若手芸術家支援基金」を設立し、クラウドファンディングを通じて集まった寄付金は若手藝術家の活動を支援するために使用されます。今回の演奏会もその一環として意義あるイベントとなりました。演奏会は観客から高い評価を受け、東京藝大の新しい挑戦を象徴する素晴らしい機会であったと言えるでしょう。

このように、東京藝大での演奏会は、ただの音楽の場ではなく、未来へつながる視点や支援の形を示す重要なイベントとなりました。この活動がさらなる若手芸術家の支援につながることを期待しています。

会社情報

会社名
東京藝術大学
住所
東京都台東区上野公園12-8
電話番号
050-5525-2051

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