介護現場に笑顔をもたらす「かまってひろちゃん」
現在、大阪府内の特別養護老人ホームやグループホーム向けに、介護支援ロボット「かまってひろちゃん」の無償レンタルが始まりました。この取り組みは、介護現場の雰囲気を明るくし、介護職員の負担軽減を目的として行われています。
「かまってひろちゃん」は、あやすことでユーザーが癒やされる新しいヒーリングコミュニケーションデバイスです。本物の赤ちゃんのように様々な声を発し、ユーザーは「だっこ」や「たかいたかい」といったアクションを楽しむことができるため、実際の赤ちゃんとの触れ合いに近い体験ができます。
特徴的な機能
1.
丸洗い可能: ユーザーでの使用を考慮し、本体は丸洗いすることが可能です。内蔵の制御ユニットを取り出せる構造で、清潔さを保ちながら複数のユーザーでの共有にも対応しています。
2.
顔カバーの取り付け: 表情を持たないデザインが採用されていますが、ユーザーの感情移入を促すために、別途顔カバーを取り付けることができる仕様になっています。このカバーも洗濯可能で、衛生面でも安心です。
背景と取り組みの意義
介護業界において、導入するデバイスに対する人手や予算の不足が課題となる中、「かまってひろちゃん」を体験して直接の効果を実感してもらう目的で、この無償レンタルが企画されました。
本事業は、公益財団法人大阪産業局 ソフト産業プラザ TEQSとの協力のもと実施され、ヴイストン株式会社が製品の製造やサポートを担当しています。また、この取り組みは万博ヘルスケアパビリオンへの出展へのサポートとしても位置付けられています。
無償レンタル要項
- - 対象: 大阪府内の特別養護老人ホーム・グループホーム
- - レンタル台数: 各施設に2台を無償提供、合計250施設・500台を予定
- - レンタル期間: 6ヶ月間
- - 有償プラン: レンタル期間後は、月額200円での継続利用が可能
参加希望の方は、「かまってひろちゃん」公式ページよりお申し込みください。応募者が多い場合は抽選となる場合があり、募集は2024年11月末までを予定しています。詳細は公式サイトをご確認ください。
この取り組みを通じて、介護現場に新たな癒やしと笑顔をもたらすことが期待されています。